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はっけんの水曜日
 
スズメバチの巣で作るアート作品
 

色んな気になるスポットを常にチェックしているボクですが、最近きになっていたのが「ハチ博物館」。その名の通りハチの博物館なのかと思いきや、ハチの巣がたくさん展示されている博物館だったのです。しかもその巣というのもフツーのものではなく……。

(絵と文:北村ヂン



ハチの博物館とは一体なんぞや!?

「目黒寄生虫館」や「拷問博物館(明治大学博物館刑事部門)」など、ちょっと変わった博物館というのはたくさんありますが、最近ボクが特に気になっていた博物館が「ハチ博物館」。

ハチ博物館って……色んなハチの標本かなにかが展示されているのかな? と思いきや、色んな「ハチの巣」が展示されている博物館ということらしいのです。

ハチの巣!? そんなの見て楽しいんでしょうか。

というわけで、早速やってきました長野県の上伊那。

この「望岳荘」という宿泊施設の中に「ハチ博物館」が併設されているそうなんですが……パッと見、キレイな温泉旅館といった感じの内装。こんなところに博物館なんてあるの? しかもハチの巣の。

受付のお姉さんに聞いてみると「ハチ博物館はあのカーテンの向こうですよ」とのこと。


「ハチ博物館」という看板も案内も一切ナシ……見せたくないのかな?

カーテンってコレか?

「勝手に開けちゃってかまいませんから!」

はあ、そうですか。

おっと、ありましたよ、ハチ博物館! ……さてさて、一体どんな博物館なんでしょうか。おそるおそる中に入ってみると。

こ・れ・は……!?

な……なんか予想してたのとかなり違う!

 

ハチの巣……っていうレベルじゃないよ

田舎の家なんかに行くと、なぜか玄関などにスズメバチの巣が飾られていることがありますが、ハチ博物館もそういう感覚で巣が展示されているのかな……と思ってたのですが、どうも様子が違います。

まあ、この辺りはわりとオーソドックスに巣が飾られているといえますが。

木彫りのワシの尻尾にドッキングしちゃってるハチの巣……コレなんかどーしちゃったのって感じじゃないですか。


照明の当たり具合もまた怖いんだ

ど迫力な顔面のアゴ部分から、でろーんと垂れ下がったハチの巣。ただでさえ恐ろしい顔面の恐怖度が8割増ですよ、ひー。

さらにワケが分からないのがこちら。「スズメバチの聖火ランナー」って書かれていますけど……。

コレもスズメバチの巣で出来ているんでしょうね、やっぱり。しかしこんな形に巣が作られることなんてあるの!?

そして、驚愕なのはこちら!

直径2メートル25センチ、高さ2メートル70センチ、重量約500キログラムという「世界最巨のハチの巣」。見上げるほど巨大な巣です。ホント、でっかい! この巣に見合うくらいビッグなハチがいたら……と考えたら泣きそうになります。

さらに、写真だとちょっと分かりづらいですが、巨大なハチの巣の表面に「ハチ」という文字が浮き上がってるんですよね。

なんなのよコレ、ハチたちの表札的なサムシングなの!? カタカナで? ますますナゾは深まります。


巨大なウンコという感じも……

巨大なのにつづいて長ーい巣も!

コレは直径60センチ、長さ4.1メートルという世界最長のハチの巣らしいです。ハチの高層マンションといったところでしょうか。ここまでくるとハチの巣なのかなんなのか分かりませんよ。

いやあ、あまりにも想定を飛び越えた巣の数々に頭が痛くなってきました……。ハチの巣がどうしてこんなことになっちゃってるの!?


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