基礎体温の変化は、女性の体の仕組みと密接に関係があると聞いている。
一方、学校では習わなかったが、男性も基礎体温はどうなのだろう。測ってみたら何か発見があるのではないだろうか。
3ヶ月程度、測ってみることにした。
(藤原 浩一)
なによりも、面倒
安静した状態での体温のことを基礎体温というらしい。これは朝起きて活動する前に体温を測ればいいそうだ。体温に基礎も応用もあるのか、と思ったがそういうことか。
今年のはじめから記録をつけてみたのだが、朝ちゃんと余裕を持って起きるのも大変だし、起きて体温を測るのを忘れないのも大変だ。基礎体温のハードルは、高い。
おとなしくふつうの体温計を使う
基礎体温を測るには口の中に入れるタイプの体温計を使うらしいが、家になかったので脇の下に挟むタイプで測ることに。
あと、説明はできないが、口に加えるタイプの体温計って、はずかしい。
いろいろな苦労の末、およそ3か月分の基礎体温を測ることができた。一度起きちゃったりすることもあり正確とは言えないが、概ねよく出来たと思う(自画自賛)。
体温が下がる期間がある
ということで、結果をご覧いただこう。
どうだろう、明らかに基礎体温が下がっている日があるのだ。
これだけを見て「周期的」というにはズレがあるかも知れないが、およそ月に1度3日間ほど基礎体温が体温が低い期間がある。
人体、驚異のメカニズム
この期間、一体なんなのだろうか。基礎体温が下がっている時期の自分自身の様子を思いだすと、共通する現象が見られた。
・ 用事に遅刻する ・ 1日平均10時間くらい寝る ・ 大衆社会を批判しがち ・ ものごとを悲観的に受け止める ・ 母親の作った料理に文句を言う ・ 2〜3日ひげを伸ばしてみるものの、似合ってないので剃る ・ 家にいるのに「早く帰りたい」と思う ・ 失敗を恐れて行動しない ・ 抜け毛
そういう仕組みなので、仕方ない
内向性と攻撃性、両方とも出ているが、およそ「調子が悪い」と言って差し支えなさそうだ。あえてパフォーマンスを下げることで体を守ろうとする遺伝子の仕組みなのだろう。
なので、男性にそういう日があっても大目に見てもらいたい。