先日、「エコ推進国のドイツには金属みたいな手触りなのに食べられるスプーンがある」という情報を聞きました。そんなスプーンがあるなら食べてみたいと、ドイツにいる友人に連絡したところ1本送ってくれました。
そのスプーンが右の写真の物。実際に食べてみます。
(馬場 吉成)
どうみても普通のスプーンだ
友人に送ってもらったスプーンを手にとってみました。
持った感じは普通の金属製のスプーンと全く変わりません。発音は分かりませんが、ドイツ語で「Dieserlöffelnichtessenkann」という長い名前の商品。特殊な技術を使って小麦粉を固めて作るそうです。
小麦粉で出来ているので、廃棄しても土に簡単に返ります。使い捨てのスプーンとして利用されているそうです。流石はエコ推進国。
1回の食事で使う分には柔らかくなることもなく普通に使えました。とりあえず、煮ると食べられるようになるらしいので、煮てみる事にします。
5分ほど煮てみたのですが、特に見た目に変化はありません。
そのまま10分ほど更に煮ていると突然変化があらわれました。スプーン全体が白くなり膨らんできました。
友人の話では20分ぐらい煮れば食べられるということでした。確かに先ほどのものよりかは食べられそうな感じになっています。
茹で上がったものを皿に出してみたところ、先ほどよりかなり柔らかい。コシの強いウドンぐらいでしょうか。硬さ的には食べられそうな感じです。
とりあえず食べてみましょう。
茹でたスプーンを食べてみると、ほぼウドンと同じ味でした。予想以上にうまい。これはスプーンとして売るのではなく、普通にウドンとして売れます。友人も、どうしても日本のウドンが食いたくなった時は、このスプーンを茹でて食べているのだとか。
使い捨てにするなんてモッタイナイ!