デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
世界の太鼓が集まる博物館

太鼓にも男女がある

ここで太鼓豆知識。太鼓にも男女があるのだそうだ。どういうことかというと、


こういうことだ

これはダホメ(アフリカの地域)の婚礼用の太鼓で、画面まんなか、まあ見てのとおり乳房と男性器がついている。

それだけじゃなくて男性のほうには武器の彫り物があったり、女性のほうには月が彫ってあったりと、それぞれの性に対応した装飾がされている。

こうやって太鼓を男女に見立てるのはこの太鼓だけではなくて、


さっきのスリットドラムも両端に男女の彫り物

こちらは男女格差が激しいけど一応ペアです(セヌフォ族の太鼓)


アフリカやらパプアニューギニアやら遠くの国のものばかりあげてしまったが、実は日本にも性別つきのペア太鼓がある。これはまた後ほどご紹介しましょう。

 

 

まだまだいくらでもある

というわけで一個一個紹介していくとほんとにきりがないので、あとは目についたものをざっと紹介しておきましょう。


ロシアのウントフに似てるけど絵がかわいい、スウェーデンのサミ

豆!


トーキングドラムはワキにはさんで革紐を締め付けると音程が変わる。通信用に使われていた。おもしろい…

ブルキナファソのバラフォン。太鼓と言うより木琴ですが、共鳴用にひょうたんがついてて、すごく深みのある残響がするのです

僕が気に入ったのはこれ。インドネシアのアンコロンという楽器。名前だけでもかわいいのだけど

ひとつずつ手に持って、ゆらして音を出します。左の写真は8本セットでスタンドにかかっている状態でした


コロコロコロ、というかわいい音

この調子で何ページでも書けるのだけど、本当にきりがないので世界の太鼓紹介はこのへんでやめておこう。なんたってここまでで、太鼓館の半分しか見てないのである。(衝撃の事実!)

では残りの半分には何があるのか、次のページでご紹介します。

 

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.