気分を重視するため、企画遂行中は中を確かめずに手を入れることをルールとする。
まずは上記コンクリート壁に点在する水抜きの穴。握り拳がちょうど収まるくらいの直径の穴である。これに手を入れる。
・・・。
手を入れた瞬間じめっとした冷たさを感じた。おそるおそる指を伸ばしてみる。
「さわさわ」っと何か毛みたいなものに触れた気がした。
・・・限界である。
恐怖にさいなまれながら手を引き抜いた。脇の下にへんな汗をかいている。中にあるのは何か。あのさわさわした毛は?動物?虫?スティーブンキングの小説だったら人食いピエロがでてくるシチュエーションだ。
※穴には中に何が潜んでいるのかわかりません。むやみに手を突っ込まない方がいいです。 |