工作難しい
とりあえずそれっぽい物を買ってきた。よく分からないけれど、こういうのって、分からない人でも作れるような親切設計になってるもんでしょ。
と、思いきや、なんだかこまごまとしたパーツがたくさん入っていて、開けた瞬間どうして良いか分からなくなった。
恐る恐る説明書通りに作ると、何故かこんなにパーツが余った。 組み間違えたのかと説明書読み直したら、余ったパーツはご自由にお使い下さいって書いてた。自由に使える場面があるとは思えない。
何とか形だけ完成
コレは本当に出来ないかも知れない。と思っている時、説明書に揺らす方法が書いてあるのを見つけた。おぉっ!これだ、これで出来るぞー!!
説明書通り揺れる機構を作り、イカの沖漬けを入れるためのタッパを取り付けた。ついに出来た、これで寝ずに揺らさなくてもイカの沖漬けを美味しく出来る!
食通の話が違う
次の日の朝一でイカを買いに行く。沖漬けマシーンがあったとしても新鮮な方が良いのは間違い無いだろう。
沖漬けにするのはスルメイカが多いらしいのだが、無かったのでヤリイカで代用。美味しさの違いは分かるだろう。
沖漬けを作ると魚屋のおっちゃんに話すと「生きてんのやないと吸わへんけどエエか?」と言われた。ん、なんだそれ。
聞くと、沖漬けは生きてるイカをタレに入れる事によって、墨を吐きタレを吸うから美味しくなるのだという。えっ、話が違う…船の揺れとか関係ないじゃん!おい、食通!どういう事だ。
それでも企画は続いていく
魚屋のおっちゃんの一言でこの企画自体が怪しくなって来たのだが、折角作ったので、沖漬けは揺らせば美味しくなるか。という方向で進めていきたいと思う。食通は正しいか、でもいい。
比較のために、揺らさないでただ漬け込むだけの物も用意。コレでも充分美味しそう。ちゃんと浸るように、クッキングペーパーを上からかけて冷蔵庫へ。
もう準備は万端だ。
沖漬けマシーン、起動!!
イカを乗せていない状態では問題なく動いていたが、イカを乗せてちゃんと動作するだろうか。緊張しながらスイッチを入れた。イカの沖漬け美味しくするマシーン、起動!!
動いたッ!予想以上に激しい動きだ。前後に加えてひねりまで入っている。こんな揺れする船はすぐにでも沈没しそうだけれど、沖漬けマシーンはこの荒波を切り抜ける。
果たして、美味しくなるのだろうか。