ある日、ネットを見ていたらこんな情報を見つけました。
「羊1頭、丸ごと食べつくす大宴会!!4時間飲み放題付き。最低人数40名から承ります。」
その情報を見た翌日、私はお店に電話をかけていました。「羊1頭丸ごと食べつくす宴会予約したいのですが。とりあえず、40名で!」。全くの見切り発車でした。
(馬場 吉成)
大久保にモンゴルがあった
羊1頭丸ごと食べつくす宴会が出来るお店は大久保にありました。最近では韓国関係のお店で有名な大久保ですが、タイ、インド、中東など各国の料理店が多数有ります。今回羊1頭丸ごと食べつくす宴会を開催したのはモンゴル料理のお店。「チンギス・ハン」です。
お店はJR大久保駅から歩いてすぐ。ビルの3階にあります。道に出ている看板が目印。
店内は最大70人入れる広さで、天井や壁に本物のゲル(モンゴルの遊牧民が住む組み立て式の住居)が使用されています。ドアを開けたらそこはもうモンゴルと言った感じ。
お店には自由に着られるモンゴルの民族衣装があって、それに着替えて飲むことが出来ます。普段着のようなのから、礼服のようなものまで各種あります。私は普段のものと秘密の衣装の2つを選択。どんなものかはあとのお楽しみ。
そして、こちらが今回お世話になった店主のスーホさん。もちろんモンゴルの方。学生の時に来日して、日本は既に17年になるそうです。
人との交流が好きだったスーホさんは、モンゴルの衣食住、習慣を日本の人に見せようと、10年前に福岡にお店を出店。そして、5年前には東京の大塚にも店を出し、1年前に大久保に移転したのだとか。遊牧民は各地を渡り歩いています。
宴会を大いに盛り上げてくれた歌好きで、人好きなスーホさんの勇姿はまた後ほど。
続いて、今回の主役。切り分ける前の羊1頭分の肉。予想外の大きさで、食いきれるか心配になります。肉はお客さんが全員集まってから各部に切り分け、それから調理されます。その為、宴会時間も4時間と長めです。
しかし、宴会中は各種イベントが開催され、あっという間に駆け抜けた4時間でした。色々な意味で。
そして、思いつきで予約して心配されていた参加者も、最終的に友人や、そのまた友人など、50人もの人が集まる。羊を食べつくすには十分な人数となりました。
さあ、いよいよ羊1頭丸ごと食べつくす宴会がスタートです! 羊食いますよ!まずは、解体体験から。