「第一は歳入増が目的ですが、企業の力を借りて周辺も含めて活性化できれば、という思いもあります。」
それでも、ふだんテレビのニュース等を見ていると、建設の是非だったり政争の道具だったり、あまりいいイメージで報道されることはないと思う。洪水を防いだダムの活躍なんてまず人目につかないし、逆に水不足で干上がったダム湖を映して、さもダムがまったく役に立っていないかのような報道もよくある。そんなダムに名前つけて、企業イメージが下がることはないだろうか。
「確かにマイナスイメージはあると思いますが、そこを逆手にとって、治水、利水の役に立っているダムというものに名前をつけることで、企業イメージを向上させることもできるのではないでしょうか。」
「契約書には『ダムの機能上、万が一災害などでスポンサーのイメージダウンが起きても県は一切責任を負いません』という一文が入ります。しかし、河川管理に携わる者として、やっぱりダムのマイナスイメージは払拭したい。スポンサー企業さんと一緒にダムを活性化していければと思います。」
その話、乗った!ぜひ僕が買いたい! |