ここまでの説明を聞いて、みんなもこの定置網が欲しくなってきたことだろうが、驚くべきはその大きさ。ここの定置網は日本でも指折りの大型定置網なので特別でかいのだが、なんとその全長は道網の端から端まで約1.5キロ。鈴鹿サーキットのコースがすっぽりと入るほどの広さなのだ。もう網というよりは施設である。
あまりに大きすぎてピンとこないのだが、この模型が750分の1。子供の頃に作ったガンダムが144分の1だから、実物は半端じゃない大きさなのだろう。
網は海の中に置いておくものなので、定期的なメンテナンスが必須。さらに何十年かに一度は流されたり壊れたりするものらしい。一度設置した網は簡単には動かせないので、潮の流れが変わって魚が来なければ打つ手なし。そして定置網は県知事が発行する免許制なので千葉なら今だと森田健作知事にお願いすることになる。
定置網を持つということはF1チームを持つようなものという例えはあながち間違っていないような気がしてきた。そう考えると一時的とはいえF1チームを持っていた鈴木亜久里さんってすごい。
やはり定置網はすべての面から個人で欲しがるようなレベルのものではないということがよくわかったが、だからこそ定置網には夢があるのだと思う。 |