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ちしきの金曜日
 
フィルムかデジタルか、それが問題だ

自分撮りに向くのはどっちだ

今回はせっかくの対決なので、とフィルムカメラとデジタルカメラとで同じメーカーの同じ名前のレンズ(リコーのGR)を使って比較した。

レンズは同じだけれど、フィルムカメラには電池すら入っていない。デジタルとの比較をわかりやすくするため、完全手動のカメラを選んできたのだ。


オートフォーカスがないので手で距離を合わせて
フィルム感度とかシャッター速度とか合わせてフィルム巻き上げて

ようやく撮れる、と思ったら…
自分撮りするの、かなり不便。

精一杯手を伸ばしてフィルムで撮った自分撮り。我ながらよく真ん中に自分が入ったものだとおもう。
同じカットをデジカメでも。やっぱりこっちの方がよく見る雰囲気の写真だ。デジタルの方が見た目テンション低いのは、フィルムだと「失敗できない」って思うからかもしれない。撮りなおしのきくデジカメはつい気がゆるむ。

経験ある人もいるかと思うが、寒いところでは電子機器の電池がすぐになくなる。

今回もそれを恐れて比較用のデジカメは撮るとき以外ポケットに入れて温めていたのだけれど、記録用のカメラは三脚につけて外に出したまま持ち歩いていた。

そしたら案の定すぐに電池がなくなった。


まさか夜明け前に電池が切れるとは。

さらにメモを取るためのボイスレコーダーの電池もなくなった。どちらも朝充電してきたものなのに。

デジタル、一気に劣勢に。


気持ち液晶の表示も薄い気がした。

最初の写真家石川さんの言葉ではないが、デジカメは電池が切れたら終わりなのだ。取材に行ってカメラの電池がなくなった場面を思い浮かべてほしい。その場なら2万でも買うと思う、電池。

その点フィルムカメラは違う。その他の部分で不便なことが多くても、電池のことを気にしなくていいっていう安心感は思いのほか大きい。



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