マッチ大好き! ……といっても近藤真彦さんのことじゃないですよ、火をつけるマッチの方です(近藤マッチも好きですけどね)。
最近じゃほとんど使うことがありませんが、シュッとこすって摩擦で火をつけるというマッチのあのアナログ感、そして火を消した後にモワッと漂うニオイ。ライターでは味わうことが出来ない趣があると思いませんか?
……ということで色んなマッチを集めてみました。
(絵と文:北村ヂン)
ボクはタバコを吸わないし、部屋でお香を焚く的な趣味もないので、めったにマッチが必要になることはないんですが、たまーに使う機会があるとニオイをくんくんして「ああ、いいニオイだわー……」とウットリしています。
しかし、あのニオイってマッチの種類によって違ったりするもんなんでしょうか? ……ということで今回は色んなマッチを集めてニオイをかいでみたいと思います。
マッチはどこで売られてんだ?
ということで、マッチを入手したいと思うのですが……。
火をつける必要があったとしても、普通ライターかチャッカマン的なものを買っちゃいますからね。
今まで使ったマッチも、お店でもらったから、家にあったから、誰かが持っていたから……ということで、自主的にマッチを買ったことってないんですよ。
意識してないからでしょうけど、お店で売られているのを見た記憶もありません。マッチってどこで売られているんでしょうか?
というワケで、「ここに行けばどうにかなる」でお馴染みのドン・キホーテにやって来ました。
しかしマッチってどの売り場で取り扱っているんですかね……。
とりあえずあてもなく店内をウロウロ歩き回ってみたところ、ライターは大量に売られているものの、マッチの方はまったく見つかりません。
確かに「火をつける」という用途においてはどう考えてもライターの方が便利ですし、わざわざマッチを使う必要性を感じませんからねぇ。
じゃあ、こんなライター全盛の世の中において、どんな場面でマッチが利用されているのか……と考えてみると、それは雰囲気や趣が重視される場面なんじゃないかと。
そこで、お香やアロマキャンドルのコーナーへ。こういうの好きな人っていかにもマッチ使いそうじゃないですか。ロハスってヤツでしょ、コレが(意味分かってないです)。
ところがここにもマッチはナシ。
……仕方がないので店員さんに直球で聞いてみることに。
まあ、最初っから聞きゃあよかったんですが「え、マッチ!? 今時そんなの使うの? 何で、何で? ウヒャヒャヒャヒャ!」とか笑われちゃうんじゃないかという被害妄想がムクムク広がっていたもんで……。
もちろん、そんな失礼な対応をされるハズもなく、ちゃんとマッチが売られているコーナーまで案内してもらえました。
ただ、「ライターじゃなくていいんですか?」とは聞き返されましたけどね……。
さてさて、店員さんに連れてこられたのはまさかの「芳香剤コーナー」。あれ、やっぱりバカにされてんのか、オレ!?
……と思いきや、あった! マッチ。
そうか、線香&ロウソクと一緒のカテゴリーなんですね。確かに線香にチャッカマンで火をつけるのはどうかなって感じがしますからねぇ。
現代においてマッチが使用されるのは雰囲気、趣が重視される場面……という予想はあながちハズレてはいなかったようです。
そんじゃこの調子で色んなマッチを集めていきましょう。