成立背景が物悲しい
聞きしに勝る狭さ。そもそもどうしてこういう場所でやっているのか?
元々は藤原先生という方の下に集ってやっていたらしいのだが、当時の道場が火事で焼失。しょうがないので、格安で長屋を見つけてきて現在の形になった。藤原先生はその後お亡くなりになられたが、大家さんのご好意でそのままやってていいよ、という話になったそうだ。
火事と先生の死、こんな悲しい理由の場所を「狭いらしいですね」と見に来たらだめだろう。
ところが道場の方々は「狭い狭い」と笑ってらっしゃるので、見に行きたいと言っても、どうぞどうぞと招いてくださった。すみません、本当にすみません。 |