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ちしきの金曜日
 
電気自動車で島一周


気づけば21世紀

あちこちで海に見とれているうちにけっこうな時間が経ってしまった。ので、その後はなるべく寄り道せずに先を急ぐことに。


わ、けっこう残り少ない。

メーターの残りが気がかりになってきたところで、2つめの充電ポイントに辿り着いた。


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玉之浦カントリーパークという総合公園の駐車場に2台急速充電器がある。
充電開始!

残り21.8%までいっていた。充電完了まで32分。距離は45kmほど走った。

今度はだいぶ電気を使ったので充電完了まで待ち時間が32分もある。

が、玉之浦カントリーパークは、広いグランドやテニスコートなどがある総合公園で、およそ雪がちらつくほどの寒い日に一人で楽しめるスポットではなかった。

近くに教会もあるのでそちらに行ってみた。


井持浦教会。日本最古の「ルルドの泉」とのことで全国から多くの参詣者が訪れるところらしい。
が、残念なことに私は「ルルドの泉」とは何かがよくわかっていなかった…。

教会を見て戻ってきても、充電完了までまだだいぶかかる。

時間を持て余してしまったので、
車の中で電気自動車の説明書を熟読した。

これがなかなか勉強になった。


家で普通のコンセントで充電できるんだ!

まず、てっきり専用の充電設備でないと充電できないのかと思っていたら、


  • 家で普通にコンセントから充電できる

そうか。この車、普通に買えるんだ。
が、充電時間はかなり長い。


充電時間長っ!

充電時間は、

  • 200Vのコンセントで約7時間。
  • 100Vなら約14時間。

充電する時、「急速充電」というボタンと「普通充電」というボタンがあったのでなんだろう?とは思っていたが、まさかこんなに充電時間が違うとは思わなかった。

急速充電器、超大事だな。


ふむふむ。

  • 急速充電なら30分。
  • ただし80%までしか充電できない。

東京・神奈川にもあるのか。

急速充電器は、

  • 東京に4カ所
  • 神奈川に3カ所
  • 埼玉に1カ所

設置されていると書いてある。これはあまりにも少ない。ちなみに五島はこのサイズの島に、福江島に4カ所、中通島に3カ所設置されている。

が、あくまでもこれはこの説明書が書かれた2009年6月の時点での話。家に帰ってからネットで調べたところ、冒頭で述べた「EV・pHVタウン構想」の第1期として東京、神奈川、青森、新潟、福井、愛知、京都、長崎の8都県で実験的にインフラ整備、電気自動車の導入が進められている。

その結果、急速充電器も現在は相当な数増えているようだ。
ネットで検索してみると、ちょっと把握し切れないくらい出てくる。


充電中はゴーーーという送風音と共に、こんなマークが表示される。

さらに第2期として大阪、岡山、沖縄、岐阜、熊本、埼玉、佐賀、静岡、栃木、鳥取の10府県でも同様の実験が開始されたとのこと。

21世紀になったばかりの頃は
「なんだかあんまり21世紀って実感沸かないなぁ」
などと思っていたが、いつのまにかそれらしい感じになってきてたというわけだ。


  • 調べてみると、急速充電器は全国あちこちに設置されてきている。

未来は近づいてる。


そして充電完了。


ありがとう、大自然

この近くに、映画「悪人」のロケ地にも使われたという有名な岬がある。

ちょいと寄ってみた。


西海国立公園 大瀬崎園地。(200万カンデラの評価基準が自分の中にまったくない)

展望台にやってきた。

アイヤー
こらすげー

この日は曇りがちで、正直いい天気ではなかったのだが、そのおかげで雲の隙間から光が差し込む、いわゆる「天使の階段」という現象が見られた。


捨てる神あれば拾う神あり、ってこういうことを言うのかなぁ。
そしてこちらが有名な大瀬崎灯台。(日本の灯台50選、日本の夕陽100選)

スポットライトを浴びてるようだ。

灯台が建っているのでつい端っこにばかり目がいってしまうが、崖部分も相当すごい。


あの縦の亀裂とか相当すごい。

いやもう、なんかほんとに感動してしまった。。

ありがとう、自然!


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