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ちしきの金曜日
 
体重が落ちやすい時間しらべ


 

ちかごろ体がぽっちゃりしてきた.。おそらく加齢による代謝能力の低下が原因だと思われる。体が丸みを帯びると親しみやすさが出るし、冬は暖かい。いいことしかないと思っているが、健康面を考えると少し心配である。やはり少しは痩せたほうがいいのかもしれない。

だが、そんな思いもむなしく、右肩上がりで体重は増える。

果たしてこの体、ちゃんと代謝機能は働いているんだろうか?三十路の代謝能力を検証してみることにした。

榎並 紀行



1日食べないと体重は何kg減るか?

やることはシンプル。1日飲食を断つことでどれだけ体重が減るのか計測してみようというものだ。自分の体がちゃんと代謝できているのか、単純に知りたい。


断食前の晩餐。なか卯の鴨うどん

「ターザン」的情報をお伝え

ただ、それだけでは企画として弱いので、3時間ごとに体重を量り、代謝のいい時間帯と悪い時間帯を割り出していくことにした。つまり、1日の中で体重が最も落ちやすい時間帯を調べるのだ。ターザンの特集みたいだろう。


スタート時の体重は79.3kg

●0時/就寝

深夜0時から断食スタート。代謝能力が正常に機能すれば24時間後には激ヤセした姿でお会いできると思う。


夜なのでとりあえず寝ます
3時間後(体重を量るために)起床

寝ている間もカロリーは消費されているはずだが、さて体重は減っているだろうか?

79.2kg(0時〜3時の体重減少幅マイナス100g)

マイナス幅は微々たるもので、わずか100g。たぶん胃の中のうどんが消化したんだろう。やはり何もしていないだけあってこの時間帯は代謝機能がほとんど働かないようだ。

まだ眠いので、再び寝る
6時に起床

79.0kg(3時〜6時の体重減少幅マイナス200g)

3時から6時にかけては200gのマイナス。少しずつ代謝が始まっただろうか?

だが、やはり就寝中はあまり体重が減らないようなので、まだ早朝ではあるが起きて活動を始めることにした。


体重計をカバンに入れて
いつもより早く会社に向かう

●7時/出勤

ラッシュアワーより少し早い時間のため、通勤電車は空いていた。会社へも珍しく一番乗りだったので少し気分がいい。


朝のメールをチェック

誰もいないオフィスで朝のメールチェック。迷惑メールとそうでないメールをより分ける作業に没頭していたらあっという間に3時間が経った。さあ、体重測定の時間だ。

部屋着に着替えてトイレで体重測定。奥のポスターの人は雛形あきこさんです

78.7kg(6時〜9時の体重減少幅マイナスマイナス300g)。お、ナイス代謝

通勤でカロリーが消費されたのか、6時〜9時は300gのマイナス。なかなかの好記録といえるかもしれない。

それにしても腹減ったな…

●10時/仕事開始

10時になると他の社員も出社し、仕事がスタートした。

ちなみに僕はふだん、旅行のガイドブックなどを作る仕事をしている。全国の名所やお土産、おいしい飲食店などを調べて誌面を作るわけだが、とくにグルメ系の記事を作るのが楽しい。


ただし、断食中には酷な作業です

断食開始からまだ10時間しかたっていないが、誌面に踊る新鮮な海の幸をみているとくじけそうになる。見れば見るほど腹が減るので、手早くグルメページを片付けた。時刻は12時。

4回目の体重測定タイムだ。


78.3kg(9時〜12時の体重減少幅マイナス400g)

頭を使ったからか、マイナス幅は大きく400g。いい記録が出た。「代謝してる」という実感が得られる数字だ。

自分へのご褒美に寿司でも食いたい気分だったが、それはやめておいた。

 

トータル1kg減った

しかしここまでなんだかんだトータルで1kgのダウンだ。

1kgは大好きな吉野家の牛丼でいえば大盛り2杯分に相当する重さらしい。ならば計算上、僕はランチに牛丼大盛りを2杯食べても太らない体質といえるはずだ。

それでも太っているということは、それ以上に食べているということになる。知らず知らず、そんな力士みたいな食生活を送っていたのだろうか。


腹が減りすぎてもう寝るしかない

●15時/打ち合わせ

午後の仕事をいくつか片づけ、夕方からは外で打ち合わせだ。

会社を出る前に体重を量ってみたら減少幅は200gだった。午前中に比べ若干の停滞。代謝機能のバイオリズムからいえば、この時間帯は体重が落ちにくいのでエクササイズには不向きの時間といえるかもしれない。


78.1kg(12時〜15時の体重減少幅マイナス200g)

●17時/打ち合わせ終了

打ち合わせを終えると外はすっかり暗くなっていた。空腹もピークだ。いつもなら軽く食事するところだが、グっと我慢し真っ直ぐ会社に戻る。


すっかり夜

誘惑に絶えながら

●18時/帰社

会社に戻ったのは18時。断食もあと残り6時間で完遂だ。もはや楽勝である。だが、会社のドアを開けると大変なトラップが待ち受けていた。


会社に戻ったら、なんか宴が始まっていた
分厚くカットされた鴨の肉

 

年に一度の鴨パーティ

毎年、新年の恒例行事として社内で鏡開きパーティが行われるのだが、それが今日だったのだ。

鏡開きには毎年、やたらうまい鴨の肉が社員に振舞われる。

僕自身、この日のために1年間仕事を頑張ってきたといっても過言ではないほど、楽しみにしている行事だ。しまった、すっかり忘れてた。


とりあえず体重測定。77.7kg(15時〜18時の体重減少幅マイナス400g)

体重計に乗ったらスリーセブンでフィーバーした。

お祝いに鴨とビールで乾杯することを決めた瞬間である。


トイレから出たらお雑煮も完成していた

鴨でダシをとったお雑煮がうまそうな匂いを発していた。この凶悪な匂いに抗える人間なんてこの世にいるわけがない。

少なくとも僕には抗えません

結果、体重はほぼプラスマイナスゼロ

ということで、すっかり鴨を堪能した後の体重は1.3kgも増えていた。我ながら食いしん坊だなあと思う。そして、そんな自分も嫌いじゃない。

さて、いちおう結果をまとめてみると

0時〜3時の体重減少幅=マイナス100g

3時〜6時の体重減少幅=マイナス200g

6時〜9時の体重減少幅=マイナス300g

9時〜12時の体重減少幅=マイナス400g

12時〜15時の体重減少幅=マイナス200g

15時〜18時の体重減少幅=マイナス400g

ということになった。朝からお昼にかけて新陳代謝が始まり、午後は一時的に停滞、夕方にかけて再び活発になるようだ。

全国のぽっちゃりさんもこれを参考にダイエットに励んでいただければ幸いである。


 
 

 

 
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