90年代女子に避けて通れない形容詞、それは「ガーリィ」。
今は「女の子っぽいもの全般」みたいな、さほど意味のない言葉になっているけれども、当時は、「女の子って、技術力とか実力はないけど、センスは結構イケてるよね〜」
というような、差別的ニュアンスを含んでいた…と思う。
それがものすごく嫌で、「ガーリィ」って言葉に過敏になっていた。
別に自分はアーティストでも何でもなく、たんに「90年代を生きる若い女」っていうだけで、該当者になっちゃうのが、しんどかったのである。
ああ、ガーリィが分からないまま、「ガール」ではない年齢になってしまった…。残念である。でも、とってもラクになった。
そもそも「女子だからガーリィって」くくりが雑ですよ、雑。 |