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ひらめきの月曜日
 
ウコンを積極的に食べてみる


沖縄産秋ウコン1kg。クルクミンが春物より豊富だそうです。普通は乾燥させて粉末などにして摂取するらしい。

今年も残す所あとわずか。忘年会続きで体調を崩していませんか?年末年始は何かとお酒を飲む機会が増える季節。ついつい飲みすぎて翌日辛いなんて事がよくあります。

最近は、そんな翌日の辛さの解消のため、ウコン成分入りのドリンク剤や錠剤が多く出回っています。私も時々お世話になっています。

今回は年末の肝臓いたわり企画として、ウコンを積極的に摂取したいと思います。ということで、生のウコンを1kg入手してみました。来るべき日に備え、ウコンを色々調理して食べてみましょう。

馬場 吉成



まずはそのまま生で食べてみよう

届いたウコンは泥付なので、洗って皮を剥いて食べます。まずは何も調理せず、そのままを食べてみます。


見た目は生姜によく似ているが、中身はかなり違う。
黄色。「ウコンの力」の色と同じ。いや、「ウコンの力」がこの色と同じにしてあるのか。

ウコンはショウガ科ウコン属に属していて、見た目は生姜に似ています。くれぐれもこちらの記事のような見間違えはしないように。切ると中は黄色。インドなどで売っていそうなお香的香りがしてきます。


見た目はとても綺麗。切る時手が黄色く染まった。

その味はとにかく苦いらしい。ではどのぐらい苦いのか。食べて確認してみます。


苦いと分かっていて食うのは気が引けるが、ゴーヤとかの苦味は結構好きだから大丈夫なんじゃなかろうか・・・

おおぉぉぉ、にがいー、こりゃダメだー

無理!生でそのまま食えるような物ではありません。ひたすら苦い。そして、渋い。やったことは無いが、お香をかじったらこんな味がするかもしれない。かじると舌がピリッとして、強い香りと苦味が強力に襲ってきます。そのあと30分ぐらい口の中がスースーする。

よくまあ昔の人はこんな物を食べようと思ったものだ。噛むことも飲み込むことも体が拒否する感じです。それとも、この苦味や香りから昔の人は薬やスパイスとして使うことを思いついたのだろうか。いずれにしろ、ウコンそのものを生で食べるのは危険なレベルで苦いです。


苦さ ☆☆☆☆☆☆
食べられる度 マイナス☆☆☆☆☆
お香度 ☆☆☆

 

とりあえず、サラダにしたらどうだろうか

調理されていない生のウコン単体を積極的に食べるのは難しいようなので、少し調理してみます。なるべく生に近い形で食べられるようにこんな風に調理してみました。


ウコンサラダ。緑、黄色、赤の綺麗な配色

トマトと水菜とウコンのサラダです。ウコンが鮮やかな黄色でなんとなく美味しそうに見えます。これに酢、塩、粒マスタード、胡椒、オリーブオイル、レモン汁を混ぜ合わせて作ったドレッシングをかけます。

では食べてみましょう。


おあぁぁぁ。ダメだ。苦い!

全くもって改善が見られません。ウコンサラダ、失敗です。酢や粒マスタードの普通のドレッシングをちょっとかけただけでは、その苦さは微動だにしません。苦い!


苦さ ☆☆☆☆☆
食べられる度 マイナス☆☆☆☆
見た目綺麗度 ☆☆☆

 

何とかなるアレにしてみよう

やはりウコンを積極的に食べるには、もう少し手を加えた方がよさそうです。ここは一つ、あの調理法に頼ってみましょう。


ウコンと生姜。よく見りゃあまり似ていなかった。

生姜で炒めればなんとかなる理論」に従いウコンを生姜炒めにしてみます。これでなんとか食べられるようになるはず。


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