で、入ってみるとこんな。もう真っ暗なのだ。純粋に怖い。
背景知識として、ここの天井の高さは刻々と低くなるということを知っていて欲しい。いやもちろん正確には、満潮に向けて水面がだんだん高くなるのだが、実感としては天井がせまってくるのだ。満潮時には頭もつかえるぐらいになる。
シャーロックホームズの短編で、真っ暗な密室で天井がだんだん迫ってくる部屋から命からがら脱出した人の話があったが、いやそれって神田川でも普通に体験できるわけなのです。
御茶の水分水路のみどころ紹介
御茶ノ水分水路の全長は約1.3km。総武線でいうと秋葉原駅から四ッ谷駅を経由して水道橋駅までの間だ。かなり長い。
その間、景色の90%くらいは上の写真のように、同じ天井と壁がひたすら続いている。ように見える。しかし石坂さんに解説してもらうことで、どこが面白いのかが見えてくる。なんだろうと、分からなきゃ見えないものだなと思った。
みどころその1:謎のプレート
最初に気づくのは、壁のところどころにこんなふうに何か書かれていることだ。 |