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土曜ワイド工場
 
橋脚でっぱりめぐり

根岸のでっぱりは、ついに役に立つときがくる

ここまで登場したのは夢のまま消えることになりそうな悲しみのでっぱりたちだったが、最後についに役立つときを迎えるでっぱりを紹介しよう。


湾岸線の立派な2階建て橋脚。

これまた全然知らなかったのだが、こちらはもともと、2階部分を高速道路、1階部分が一般道が通る予定だった橋脚たちなのだ。「東京湾岸道路(wikipedia )」である。高速道路部分が先に開通しており、ついに、来年あたりには一般道もここに乗っかるということらしい。

(国道357マップ)



より大きな地図で 一般国道357号未開通区間 を表示


一般国道357線のベイブリッジから磯子までの区間です。
国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所HP


根岸付近に、謎のでっぱり健在。

さらによく見ると、なにやらぶつぶつもついてるのがわかる

ぶつぶつ。なんでしょう、これ?

その筋に詳しい参謀にお聞きしたところ、さっそく答えが分かった。
ぶつぶつは桁の断面のもの。この部分は上との高さが足りないので、桁を横梁部分に乗っけることができず、桁の断面と横梁の高さをそろえてつくるんだそうだ。へええええ。


それにしても図が下手ですみません。

ここに桁が乗るの、やっぱりちょっと楽しみですよ。

 

橋脚のでっぱりには、桁への思いがつまっている

どうだろう、橋脚をみていくだけで、じつにいろいろなことがわかるではないか。でかい!とか、かっこいい!とか言って愛でていた橋脚たちだが、ひとつひとつを見ていけば、ものすごい情報量をあわせもったメディアだということが、これでおわかりいただけたと思う。いや、私も、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだけども。
それにしても、橋脚というのは、桁と二人三脚で(この場合にはどうかと思う慣用句だが)生きる存在なのだということに、桁を待ちわびるでっぱりたちをみていて気づいてしまった。
2011年は桁たちにも注目して、生きていきたい。

写真は関係ないけど、橋脚に載せられるのを待っている、東京モノレールの桁。ここにもすごい情報量。

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