激似きのこの山
緊張のスタート
人が流れ出す。後方にいたのでいつスタートしたのかは分からなかったが、長いきのこの山食べ比べが始まった。高橋尚子さんも声援をくれている。頑張って正確に食べ比べたい。
第一きのこポイント
この日は曇りで気温も少し低め。きのこの山食べ比べには絶好の気候だ。
美味いが、ノドに絡まる
きのこ派の言い分も分からんでも無い。と、思いつつ移動していたら、その濃厚なチョコがノドに絡まる。あぁ、また水が飲みたくなった。移動しつつのきのこはあまりよくないかもしれない。
きのこの山
※五段階評価で☆が多いほど高評価。 移動中適正は、移動中に食べるのに向いているかどうか。
第二きのこポイントはオレンジ
8キロくらい移動した所で第二きのこポイントが現れた。そこではオレンジを配っていたので、今回はオレンジだ。
ガッと口に入れてかみしめる。甘酸っぱい果汁が広がる。そのみずみずしさに目が覚める。これは凄く良いぞ。
オレンジ
噛むのすら大変に
オレンジとは違い、皮ごと食べられるので口に放り込んで移動する。先ほどの様に、甘酸っぱさが力をくれる。が、すでに疲労で噛むのも疲れる状況になっていた。美味しいけど、噛むのが大変。
ミカン
独自きのこポイント現る
この辺りからきのこポイントが来るのを心待ちにするようになる。ただ食べ比べのために移動しているのだが、疲労が激しい。10キロで約1時間くらい移動しているだろうか。
そんな所で、予定に無いものが現れた。独自きのこポイントだ!
公式のきのこポイントとは別に観客の方が独自で食料を振る舞ってくれている。その内容は、うまい棒にビックカツなど駄菓子ばかり。おい、なんだその品揃え。
だが、喜んでうまい棒をいただく。
うまい棒
食べ物は命の源だ
折り返しを過ぎて徐々に膝に痛みを覚え始める。初めてのマラソンだったため、周りの流れにうまく乗れず、人を抜くために無理に加速した事などが響いてきた。
そこでまたきのこポイントが見えてきたので、うまくリフレッシュして走りだしたい。
チョコソンイ
最終きのこポイント
チョコソンイを食べて、体に力は戻ったが膝の痛みは続く。ペースが早くないので体力というか、呼吸が苦しくなったりはしないのだが、膝や足首など体が痛む。
バナナ
何とかゴール
色んな物に後押しされながら足を進める。バナナで体力は戻った、膝の痛みももう慣れた。俺は、まだ走れる。
一人で走っていたのならばとっくに足を止めていたであろう状況ながら、とどまることなく進み続ける。全くの他人だが、同じ苦労を共にした人達がお互いの背中を押す。
そしてそして、なんとか、どうにかゴール。
ハッキリ言って、苦しいばかりの道のりだったが走りきった達成感はなにものにも代え難い。走らなくていいもの走って喜べるって、人間って素晴らしいと思う。
今回走ったのはハーフマラソンで20キロだったのだが、ゆっくり走っても足が痛くてしょうがなかった。この倍を、もの凄いスピードで走るなんて、人間の可能性をどこまでも感じる。凄いぞ、あれは。
あと、バナナは本当に走りながらの栄養補給に適してると思う。甘さやお腹へのたまり方など、力を食べている。という感じだった。なので、マラソンの際はきのこの山より、バナナがお勧めです。