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土曜ワイド工場
 
私家版エスカレーターカードをつくりたい


PDFで配布もあるよ

ダムを観に行くともらえるダムカードのことが気になっていた。
ダムカードとは、ダムファンの声から公式グッズとして誕生したともいわれる、いまや、日本中あちこちのダムに行き管理室をたずねるともらえる、もともとがコレクター気質のマニアたちにとってはたまらないアイテムだ。なにそれ。うらやましいじゃない!エスカレーターカードもほしい!
子どものころから、ほしいけど、手に入らないものがあるときは、サンタさんにお願いする前に自分で工作していた。ドールハウスとか。犬とか。
よし、エスカレーターカードも、作ってみようじゃない。

田村 美葉



カード候補20基を選出、はもうしてあるぞ

ダムとちがって無限といっていいほどあるエスカレーター、悩みどころがカードにすべきエスカレーターたちの選出である。しかしここで、いまちょうど『エスカレーター部』にて悩みぬいた末の20基を公開中なので、これを転用することにしよう。


エスカレーター部では「おもしろ」を中心に選んだため、かなりバラエティ豊かな選出になりました

 

データカードの作り方、はもう乙幡さんが記事にしてるぞ

さてデータカードの作り方だが、さすがのデイリーポータルZ、そこはもう、工作記事の大先輩、乙幡さんが既に作り方を記事にしてくれているのでこちらを参考にしよう。


こんなこともあろうかと、エーワンのマルチカードは常備している。
エーワンが配布しているソフトを使って、表面はさくさくと写真をコピー&ペースト

裏面のデータはダムカードを忠実に再現…したいのだが

さて目指すはダムカードである。
ダムカードって、じつは実物は持ってないんだけど、どんなのなんだろう、と思っていたが、こちらのサイトなどを参照するにじつにすごい。裏面のデータはこんなかんじだ。

 ・所在地
 ・河川名
 ・形式
 ・ゲート
 ・堤高・堤頂長
 ・総貯水容量
 ・管理者
 ・本体施工/完成年
 ・QRコード
 ・ランダム情報
 ・こだわり技術

すごい、すごいぞダムカード。コレクションアイテムというより、マニアにとってすごくためになる情報が満載だ。ますますエスカレーターカードもほしい。
ひとつひとつみていくと、エスカレーターにもあてはまるところは多く、高さとかはぜひ記載したいところなのだが、日本一の高さとかじゃないかぎり普通は公開されていない。すべて問い合わせてみるべきか迷ったが、ここは私家版であるので、高さ以上に、私がぜひ注目したいポイントに的を絞って記載していくことにする。

抽出したのは次の項目。

 ・所在地
 ・形式
 ・手すりライン
 ・積載人数
 ・メーカー
 ・QRコード
 ・ランダム情報
 ・こだわり技術

「手すりライン」でメーカー判別ができることは、すでにこちらで記事にしたとおりである。「形式」という項目についてだが、ここでは新たに、「手すりの薄さ」に注目してもらいたい。これでなにがわかるかというと、エスカレーターが作られた大体の年代が予測できるのだ。


少し前の世代のエスカレーターは分厚い
最新エスカレーターは薄型

この厚みの差はなにかというと、昔のエスカレーターはこの中に、手すりをまわすための駆動が格納されていたのだ。それが、最新型ではこの手すり駆動が床下にできるようになり、エスカレーター界では手すり薄型化が目下進行中というわけだ。

さらに、デパートなどの商業施設はエスカレーター空間の明るさ重視で、手すり部分がガラスになっているタイプが多い。機能とコスト優先のエスカレーターは実直なステンレスタイプ。これらに勝手に名前をつけて、エスカレーター形式名としよう。


表にまとめるとこうなる。

のこり、「ランダム情報」は周辺の環境などの情報、「こだわり技術」は本体につかわれている技術などについて記載するものらしい。それならばまかせておけ。いくらでも書くことがあるぞ!


裏面のデータはこのような形でまとまった。うん、なかなかそれっぽいじゃない。

QRコードを読み込むと
エスカレーター部のページにとべるようになっています。

大きい画像でエスカレーターを楽しむことが出来るぞ!と思ったけど、ケータイの画面とエスカレーターカードとどちらが大きいかというと、どっこいどっこいだな。


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