これら二つの洪水吐は、狭山池の西側に存在する。街中にあるダムにしては、なかなかダイナミックな光景なのではないだろうか。いや、街中だからこそ、絶対に水が溢れたりしないように、巨大な洪水吐が設けられたのかもしれない。
余談になるが、私はこのような開放された高所の縁に立つと、カメラを落としてしまいそうな錯覚にかられる。手からつるりとカメラが離れ、ぽちゃんと水の中へ消えてしまうような、無意識のうちにそんな想像してしまい、思わずぞっとする。
高所恐怖症の人は高所に立つと、自分がそこから落下する想像をしてしまうと言うが、それと似たようなものだろうか。飛行機とか、ビルとか、閉鎖された高所なら平気なんだけどね。 |