友人に釣りに誘われ、言われるがままに参加を決めた。 そして送られてきたメールが「竿持ってますか?」それを見た僕は竿(さお)を芋(いも)と勘違いした。
なに、釣りって芋使うの?意味わかんないと思って気付いた。芋じゃない、竿だ。だが待てよ、名は体を表すように、漢字はそのもの自体を表す。これだけ似てるんだ、芋でも魚釣れんじゃないかな。
(※編集部注:以下、どんどん紛らわしくなってくるため竿を青文字、芋を赤文字で表示します。間違えないようご注意ください。)
(尾張 由晃)
芋界の竿はサツマイモと長芋
芋を竿代わりにして魚を釣ろう。そう思い芋を買いにスーパーへ。 竿になりそうな芋、ふさわしそうな芋を買ってきた。
まだ書き出しだけれども、現時点ですでに芋と竿が紛らわしくて しょうがない。ちょくちょく竿と芋を入れ替えて使ってみようかなと思ったが、そうなると収集が付かなくなるのでやめた。
それで買ってきたのがこの二つの芋。サツマイモと長芋だ。 芋と言われてパッと思いつく、芋らしい芋、と竿になりそうな芋。という事でこの二つの芋を選んだ。
さて、この芋を竿にする。これに釣り糸結んで「はい、竿」としてもいいが、それではどうも釈然としない。ちゃんと竿にしなければ。
リールを付ければ竿っぽい
竿らしさとはなんだろう、多分リールだ。あの手元で糸巻くやつだ。
と、言う事でリールを買ってきた。余談だが、今回の記事で一番苦労したのがリールの糸巻き。それだけで2ページは書きた けれどまぁ、冷静になればどうでも良い。
あと竿に必要なのは糸を通す穴。いや、もっと必要な部分があるんだろうけど、素人から見たらそれだけだ。リールと糸通す所。竿としての条件は満たした。芋が竿になった。
竿は竹を干した物
竹も芋同様にリールと糸を通す所を作る。するとどうだ、まるで本物の竿のよう。芋を竿だ!と言って喜んでいたのがどうかと思われる完成度。
だが竿は見た目じゃない、性能だ。この竿達を持って、実際に釣りに行ってみた。