最初にトンネルドンらしき音が聞こえてから、およそ3分で新幹線はトンネルから出てきた。
たとえば時速200kmで走っているとすると、3分でおよそ10km進むから、全長15kmのトンネルに5kmくらい入った地点でトンネルドンが発生したことになる。たぶん。違うかな?
音の到達時間は計算に入れていないけど、音が10kmで約30秒とすると、新幹線の位置としては1.5kmほどのズレだ。
とにかく、新幹線がトンネルに突入して数キロ走ったときにあの「ドーン」という音が発生したようだ。
しかし、最近はトンネル出入口の形状を改良したり、新幹線車体の研究が進んでトンネルドンは発生しにくくなっているらしい。
東海道新幹線のN700系や、新しい東北新幹線の先頭が一見ユニークなデザインなのは、トンネルドン対策なのだ。
別のトンネルへ
もっと大きな音で聞こえないものか、というのと、トンネルから出てくる新幹線がかっこいい、という理由で、別のトンネルにも行ってみた。
およそ北へ20km、榛名トンネルの北隣に位置する、こちらも全長およそ15kmの中山トンネル新潟側坑口である。
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