東京の新橋にある「加賀屋」という居酒屋がすごい。
僕はこのお店を3年前くらいに知った。それ以来、気に入って何度か行っている。しかし、ここを一言でどう表現したら良いのか、未だに言葉が見つからない。
今回は加賀屋初体験の方4人と一緒に行ってきました。
(斎藤 充博)
入り口は地味
加賀屋はJR新橋駅から徒歩5分のところにある。この辺りは居酒屋の激戦区だ。週末になれば酔ったサラリーマンでごったがえす。
そんな激戦区でも、自分のペースで、全く独自の営業を貫き通しているのが「加賀屋」である。
看板には、「ほのぼの料理」、それから三匹の動物が描かれている。そして看板の右の獅子舞も、多分加賀屋のものだと思う。
とくになんてことのない入り口だ。この看板がこれから起こることの伏線になっているなんて、誰が考えるだろうか。
内装も別に変わったところは無い。ちょうどここまでは、普通の居酒屋だと思う。
今回の参加者が全員席に座ったところで、店のマスターが「あー、それじゃ、始めちゃっていいっすかー」と、ぶっきらぼうに聞いて来た。
全員がオシボリをとると、マスターは奇声を上げてアンパンマンをお客の方に振り回す(恐い)。そのあと特になんの説明もなくアンパンマンを下げていった。
メニューはジャポニカ
加賀屋の料理メニューは全て「コース料理」となっていいる。単品での注文はできない。そしてこれがメニュー表。
このメニューに文句を言いたいことはたくさんある。しかし、肝心なのは、何が出てくるのかさっぱり分からないことだ。マスターに聞いても教えてくれそうにないので、とりあえず4200円の飲み放題コースを選ぶ。
そして、参加者の方にコースをオーダーしてもらったら、「オーダーに感情がこもっていない」と3回やり直しさせられた。
毎回必ずこういうやり取りがあります
「加賀屋」という居酒屋をどう説明したら良いか分からなかったので、とりあえず序盤の流れを、そのまま書いてしまった。
読んでいる方は、なんでこんなことが行われているか、よくわからないと思いますが、実際に何度か来ている僕もよくわかりません。