生まれて初めて見る牛肉、豚肉、鶏肉が渾然一体となった小宇宙。名前は「親子牛他人丼」とつけてみました。親子なのに他人。
材料切るところから始めても20分くらいでできてしまいましたが、肝心のお味の方はというと、これが、また、何というか、いやいや、すごく、...普通。普通においしい。
それぞれの肉の食感が違うので歯触りは楽しめるけど、単独のときより3倍うまいかと言われるとどうだろう。1.023倍くらいはうまいかも。宇宙かと思ったら太平洋。
ひき肉はどうだ
割と大きいままの肉を一緒にしてしまうと、水面下では鶏肉の淡白さ、豚肉と牛肉がそれぞれ持つ獣臭さ(単独だと食欲に繋がるのだけど)がお互い突っつき合ってプラスにならず、かと言ってそれぞれうまみも持っているのでマイナス分を補填し合って、表面的には平穏な丼になってしまうのだと思いました。
それならもうひとつ、ひき肉を混ぜたらどうだろう。3種類の肉を混ぜて捏ねてハンバーグを作るのは、以前にライター高瀬さんがトライしていたので、ここは濃いめに味つけしたそぼろを作って、そぼろ丼にしてみようと思います。 |