台湾に行ってきた。
出発前、台湾に行ったことがある人に聞くとたいてい台湾は日本に似ていると言う。似てるのか。安心だけど旅行としてはちょっともったいない気もする。出発前はそんなことを考えていた。
で、行ってみると確かに日本と似ている。でも細かいところがいろいろ日本と違っていてそれはそれで興奮したのだ。
(林 雄司)
1.歩道が違う
これが台湾の典型的な歩道。日本の歩道はビルと車道のあいだにあるが、台湾の歩道は建物の下にあった。
簡単な図で描くとこう
ビルが歩道の上にせり出している。そういえばインドも似たような歩道が多かった。暑い国に特有の作りなのか(歩道が日陰になるからね)、ちょっとでも建ぺい率を上げるための知恵なのかもしれない。
2.ソーセージにソーセージを挟むぐらいソーセージ好き
屋台で見かけたのは大腸包小腸。ソーセージを切ってそこにソーセージが挟んである。パンの部分もソーセージになったホットドッグである。どこまでもソーセージだ。ファンタスティック。
土台のソーセージは中華風のお米が入ったものなのでライスバーガーっぽいとも言える。
大腸包小腸でなくても、ソーセージは人気の食材だった。
コンビニでは焼いてあるソーセージを自分で串に刺したりパンに挟んでレジに持っていくしくみになっていた。セルフソーセージだ。
しばらく眺めていると次々に客がソーセージを買っていっていた。ここが僕の天竺かもしれない(でもソーセージはふにゃっとした食感でした)。
3.バイクに乗ってる女性が上着を逆向きに着てる
バイクが大量に走っていて女性もたくさん乗っているのだが、上着を逆向きに着ている人が多かった。南部の高雄は特に目立った。
地元の人に聞くと、暑いから日焼けしないようにと言っていた。ネットで調べてみるとファッションという説や風ではためかないようにという説もあり、台湾以南の東南アジアの国でも流行っているらしい。
4.にじみ出る台湾
日本と同じような店があって日本と同じような看板があるのだが、ときどき台湾っぽさがにじみ出ているものがあった。
蛇口の取っ手とかだんだん視点がミクロになってきたなとお思いかもしれないが、これからさらにミクロになっていきますよ。