男のアイメイクです。
女性のアイメイクがすごいことになっている。
あれはいったいどんなものなのか、興味があるので体験してみたいが、男の僕がまつげバシバシにしても気持ちが悪いだけだろう。
でもやってみたい。なんとか試す方法はないものか。
そうだ、まつげじゃなくて眉毛をバシバシにするのはどうだろう。それなら逆に男らしいんじゃないか。
(安藤 昌教)
アイメイク用品がすごいことになっている
たまに妻と買い物に出かけたりすると化粧品コーナーへ立ち寄ることがある。
そこで見かけるアイメイクがわけのわからないことになっているのは以前から気になっていた。
中でもマスカラの進化には目覚しいものがある。
道行く女性を見ていても数年前に比べてあきらかにまつげが長くなっている気がしないか。人はそんな急激に進化するものじゃないので、やはり化粧が進化しているのだ。
その進化、男だが体感してみたい。
「マスカラは安いの買うと後悔する」という妻の助言を参考に選んだのだが、これと決めた物はなんと最後の一個だった。マスカラ、どれだけ売れているのか。
さあ、新しい扉を開けよう
マスカラを買って帰る途中はなんだかドキドキした。だって今から新しい扉を開けてしまうかもしれないのだ。汗ばむ僕に妻は「それ、使い終わったらちょうだい」って言っていたが、残念ながら今回で一本使い切るんじゃないかと思っているよ。
いよいよわが身にアイメイクを施していきたい。
僕の眉毛はよく言えばナチュラル、悪く言えばボーボーだ。これまで一度も手を入れたことが無い。
電車に乗ってる高校生とか見て、眉毛を細くしたいと思ったこともあったが、まずいじる技術がないのと、いじったことを人に指摘されるのが怖いような恥ずかしいようなで手を出せずにいたのだ。
細くしてみたいとかいっときながらあれだが、極端に太い眉毛もそれはそれでかっこいいんじゃないかと思うのだ。なにしろマスカラの実力を完全に発揮できそうな気がする。