ここで使った手法は、「2.完全に英語」だ。
地方から巣鴨にやってきたおばあちゃん。なんとか孫の病気を治してやりたい。とげ抜き地蔵様に並んで、悪いところをさすってやりたい。
駅前からはどう行けばよいのだろう。「Somei Reien」?これはたぶん違う。「Rikugien」?これも違う。「The Jizo」ジゾー?「The
Jizo of Togenuki」オー!ザ・ジゾー・オブ・トゲヌゥキ!「ザッツ ワット アイム ルッキンフォー!(これこそ私が探し求めていたものです!)」おばあさんはそう叫ぶだろう。ユーノー?
地蔵通り商店街のマクドナルドのメニューには、「ポテト、S・M・L」でなく「おいも、大・中・小」と記されていると聞いた。そんなおばあさんに優しい街・巣鴨にも、社内公用語英語化の波がいま確実に押し寄せているのだ。 |