外資の風ただようシンドラー
なんといってもエスカレーター世界シェア1位のシンドラー・エレベータである。 日本市場における戦略としては、日本向けローカライズではなく低価格路線で進む同社であるので、エスカレーター見究め道的に日本メーカーとの差異は明快。これがわかればまずは初段、といったところ。
日立の手すりラインは本当に自由なので、こういうときにもけっこう紛らわしい。しかしシンドラー製であることのゆるぎない証はもうひとつ。
シンドラーといえば大江戸線
シンドラーの「つ」の字手すりとスクエア模様を確認したければ、大江戸線に乗ればよい。都営大江戸線の駅は(他路線との乗り換え駅でないかぎり、ほぼ)全面的にシンドラーを採用している。大江戸線といえばその深さが現代東京のひとつの名物ともいえる路線であり、エスカレーターの長さにだって期待できる。
おすすめシンドラーはこれだぜ
私のイチオシのシンドラー製エスカレーターは、銀座はメゾンエルメスのビルの隙間にひっそりとある、こちらだ。
日比谷線銀座駅の出口にあたるここなのだが、こんな狭い場所にひとり乗りエスカレーターなんてつけられちゃうと、「トーキョー!」って思う。