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土曜ワイド工場
 
エスカレーターメーカーを見究める

外資の風ただようシンドラー

なんといってもエスカレーター世界シェア1位のシンドラー・エレベータである。
日本市場における戦略としては、日本向けローカライズではなく低価格路線で進む同社であるので、エスカレーター見究め道的に日本メーカーとの差異は明快。これがわかればまずは初段、といったところ。


手すりラインが特徴的
透明タイプも「つ」の字型

ニューヨークのシンドラーも「つ」の字型
しかし若干「つ」の字風味のこれは日立。

日立の手すりラインは本当に自由なので、こういうときにもけっこう紛らわしい。しかしシンドラー製であることのゆるぎない証はもうひとつ。


床板の模様です

手すりと同じく、床板もほぼ100%この模様。グローバルスタンダードは揺らぎません。

 

シンドラーといえば大江戸線

シンドラーの「つ」の字手すりとスクエア模様を確認したければ、大江戸線に乗ればよい。都営大江戸線の駅は(他路線との乗り換え駅でないかぎり、ほぼ)全面的にシンドラーを採用している。大江戸線といえばその深さが現代東京のひとつの名物ともいえる路線であり、エスカレーターの長さにだって期待できる。


六本木駅。長いよね。

 

おすすめシンドラーはこれだぜ

私のイチオシのシンドラー製エスカレーターは、銀座はメゾンエルメスのビルの隙間にひっそりとある、こちらだ。


ひっそり。

日比谷線銀座駅の出口にあたるここなのだが、こんな狭い場所にひとり乗りエスカレーターなんてつけられちゃうと、「トーキョー!」って思う。


別角度からうっとり眺めていたら、おじさんが手すり下部分を両手で同時に掃除しながらのぼっていった。楽しそう。

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