普通はダミーヘッドを使って録音します
通常、バイノーラル録音にはダミーヘッドと呼ばれる人形を使う。人形の耳にマイクが付いていて、それで録音するのだ。でもダミーヘッドは高い。最低で100万円程度であり、僕は到底買えないから、僕の場合は自分の耳にマイクを入れて、リアルヘッドで録音してる。
リアルヘッドで録音する場合の利点は、
・お金が掛らない
・自分で歩けるので持ち運びが楽
・録った本人が聴くとそのままの臨場感を味わえる(自分の耳と頭で録るので、いつも聴いている音そのものだから)
などがあり、欠点は、
・呼吸音や心音、衣擦れなど余分な音が入ってしまう
・本人の頭や耳と大きく違う人、例えば子供や女性は音の臨場感、立体感を感じられないことがある
など。ダミーヘッドは万人の頭や耳の特徴を標準化した物なので、誰が聞いても臨場感を感じられる音を録ることが出来るわけ。つまり、業務用としてはダミーヘッド無くしてバイノーラル録音は出来ないと、そういう事なのだ。
今回は、そのダミーヘッドのすごく良いやつを見に大阪まで行ったと、そういう話です。 |