−−まずは夢路さんがなぜネパールで試合することになったか、という所から聞かせてください。
「昨年『プロレスエキスポ』って大会が日本であったんですけど、その主宰した社長さんとその後も個人的な付き合いがあったんですよ。結婚式で試合したり」
−−あ、自分と同じだ。
「そうそう。その時は澤(澤宗紀選手。以前「俺の決めポーズを考える」などに登場してもらいました)とふたりでやったんだけど、試合見て『どこででも試合出来るこの対応力はすごい』ってことで、今度ネパールでやる『プロレスエキスポ ネパール大会』に出れる日本人選手を捜してるんだけど、2人でどうか?と相談されて。ただ澤は日程が合わなくて、俺と梅沢菊次郎選手の2人で行くことにしたんです」
−−しかしネパールのプロレス…ってあまりイメージわかないですよねえ。
「それが去年のプロレスエキスポの時、『ヒマラヤンタイガー』って選手がネパール代表で参戦してたんですよ。それで別の大会に来日して彼が挨拶したとき、なぜか僕に『これ持ってくれないか』ってネパールの国旗を渡されたんですよ。これ振りながら一緒にリング上がってくれないかって」
−−面識もないのにいきなりネパールの旗振り役に。
「その後リング降りたら、彼にネパールの人らがわーっと寄ってきて抱きつくんですよ。後で聞いたらネパール大使館の人だったんです。さらにその後『和民』に行ったら店員がネパールの人で『ヒマラヤンタイガー知ってる!』って言うから、うわあ有名なんだ!って驚いて」
−−そこからネパールとの繋がりが始まってたんですね。
「そしてどうやらネパールの大会はそのヒマラヤンタイガーが主宰で、しかも自分がやってる地下プロレスのネパール幹部でもあったと。そういう縁もあって『富豪富豪夢路ならフレンドだから呼んでくれ!』って快諾してもらったみたいで」 |