なお、唐突にミシュラン評価が出てきたが、今回は僕の主観とフィーリングで5点満点の評価をつけてみた。ただし建築に関しては素人で、またその建物の構造や意義にも興味がないので、評価基準は見た目だけであることをご留意いただきたい。
「かっこよさ」はそのままビルとして鑑賞した場合のかっこよさ。これは周辺の景色や雰囲気も多少影響するかも知れない。
「スマートさ」は縦横比や装飾など、ツインタワーとしての総合的なバランス。ツインタワーはスマートでなきゃいけない。
「ツイン度」は分かりにくいが、それぞれのビルの相似度や距離感など。ツインタワーを謳っていても似ていないビルもあるのだ。
都庁のポイントは、ツインタワーの上部がベースの建物に対して45度回転しているところだと思う。あれがビルに奥行きを与えているし、タワー部のツイン感も増していると思う。
古き良きツインタワー
しかし、同じ東京住まいでも、もう少し上の世代の方々からは異論があるかも知れない。東京にはもっと昔からツインタワーが何棟か存在しているからだ。
そのうちもっとも有名なのは、青山一丁目駅前にそびえ建つ新青山ビルではないだろうか。青山ツインタワーとも呼ばれるこのビルは、都庁から遡ること12年前、1978年に建てられたオフィスビルだ。
外観は派手さはないが、その落ち着いたデザインは青山のランドマークとして長年親しまれている。 |