北斗の柄杓が出来るまで
あの北斗七星型の柄杓を作るには、 まず本物の北斗七星を見てみなければと思い星空を見に外へ出た。
そういったフィールドワークがものづくりの資料集めに大切なのである。
曇ってて全然見えない。そういえば梅雨だった。
まあいくら梅雨とはいえ1日ぐらい晴れる日はあるだろう。そう思って待ってたら、もうずっと曇り。 原稿を書いているいまも天気はどんよりしてて、星なんて存在しないんじゃないかと思うぐらい 見えなかった。
結局実際に北斗七星を見るのは諦めて本を借りてきた。
さて本を参考に北斗七星の形を描いた。
星と星を線でつないでるので当然ながらカクカクしてる。
これ、金属の柄なら叩いたり曲げたりすることで割と簡単に作れそうだけど、 ここはやはり日本の伝統的柄杓にあわせて木で作りたい。
これで型が出来たので曲げ加工したい木を水につけて柔らかくする。
本来なら一週間近く浸しておくべきらしいが、 それだとさすがに締め切りに間に合わず、ただ木を水に浸した記事で終わりそうなので、 今回は一晩だけにしておく。