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ちしきの金曜日
 
500トンの柱が59本!

荘厳な空間には神が宿るのだ

で、貯まっちゃった水はどうるのか?そう、ここからがすごい。なんと、この5つの穴は全長6kmのトンネルでつなげられていて、最終的に江戸川へと放水されるのだ。だから「放水路」。なるほど。しかし、どんとこいとばかりに受け入れる江戸川も頼もしいな、と思った。

と、ぜんたいの仕組みに関してはぜひ外郭放水路の公式サイトをごらんいただきたい。


さっきから同じような写真ばかりで申し訳ない。しかし、このすてきな空間をこれでもか、とご覧いただきたくて…【大きな画像はこちら / さらに大きな画像はこちら(←横8900ピクセル・20Mありますのでご注意)】

さて、このトンネルがまたすごい。なんせ深さ50mだ。日本の地下鉄で最も深い大江戸線の六本木駅でも42mだ。そんな深いところを6kmにもわたって掘り進むなど、信じられない。いやいや、ようするに穴掘りゃいんでしょ?と思ったら大間違い。きみは土圧とかそういうもののすさまじさを知らない。これに感動しないやつには自分で…(以下略)


柱下半分の表面の色が、これまでここが活躍してきた証明。絶対叶うことのない夢だが、ここに水がひたひたとなっている光景を見てみたい!

ざんねんながらそのトンネルを見ることはできなかったが(その光景は尊敬する写真家西澤丞さんの「Build the Future」で見ることができます!)、その最後にある「調圧水槽」はじっくりと見てきた。これがほんとうにすごい。

たくさんの柱が建ちならぶ長さ177m、幅78m、高さ18mの空間は、59本もの巨大な柱が立ちならぶそのようすから「神殿」などと呼ばれているが、その愛称はまさに言い得たりだな、と思った。

荘厳な空間にはたしかに神が宿るのだ。きっと。


この「神殿」に降りたとたん、冷気に鳥肌が立った。【大きな画像はこちら / さらに大きな画像はこちら(←横9000ピクセル・24Mありますのでご注意)】


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