次はカルピス牛乳
好評の焼き鯖寿司の次は、プログラマの山崎さん。一体何を出して来るのか。
山崎さんのお薦めはカルピス牛乳。カルピスを水ではなく牛乳で割った物だ。
自らハードル上げすぎじゃないか
そう来たか!?という憎いセレクト。僕は飲んだことがあったが、みんなは飲んだこと無いらしく、どんな物なのかと想像し、戸惑いを見せる。
この状況をみて、山崎さんはカルピス牛乳をアピールする。 「本当に大好きで、これよりうまい飲み物は無いと思っています。至高の飲み物です」
おぉ、美味しんぼみたいなことを言い出したぞ。それを聞いてみんなの期待は更に高まる。
カルピスと牛乳は1:6。ダマになるので念入りに混ぜる。薄くなってしまうので氷は入れない。作りながらもこだわりを語る。それで更に、「良い物」感を上げていく。
好きなのは良いけれど、そんなにハードル上げて大丈夫か!?
伝えづらい味、カルピス牛乳
人数分出来上がったので飲んでみる。あぁ、これこれ。懐かしい。久しぶりに飲んだが僕もカルピス牛乳は好きでたまに飲んでいた。他の人のリアクションはどうだろう。
一同、悩む。一口飲んでどう表現すればいいものか、何か近い物があるような、無いような。そうした悩みの中で発せられたのが
「ビックルの一歩手前みたいな味」
それを聞いて山崎さんは驚くような、苦いような顔で見る。
「あー!確かに!ビックルになんか材料入れ忘れたみたいな感じ」
と、共感が広がって妙な評価になっている。
更に「子供は好きそうな味」や「ヨーグルトがどうにかなった感じ」 などという感想。
それを聞くたびにどんどん山崎さんの表情が曇っていく。美味しさが伝わらないもどかしさ。でも誰が悪いわけではない。どうにも出来ない歯がゆさが垣間見える。
こだわりを捨ててもおいしいと言って欲しい
そこで聞こえたのが「もっとキンキンに冷えてた方が良いかも」という声。
すると山崎さんは「氷入れましょう、氷!冷やしましょう!」 と、言い出した。あれ、こだわりで氷は入れないんじゃ…
急遽氷を入れたがそれでも評価はあまり変わらず。人の好みの多様さに山崎さん、散る。