物の直径がすぐにわかる巻尺を買った。これでいろいろ測れば見えない物が見えてくるんじゃないだろうか。たとえば自分の頭と同じ直径の柱なんてのも見つかるかもしれない。
(安藤 昌教)
材木を測る巻尺です
円周を測ると直径に換算してくれる巻尺を手に入れた。材木屋さんのサイトで見かけて一目惚れして購入したのだ。
その名も「直径割メジャー」。色気もへったくれもないネーミングがいい。直径がすぐにわかる、という機能面だけでなく、ハードユースにも耐えうるであろうその無骨なみてくれも魅力だ。
使い方は簡単。一般的な巻尺同様、測りたい物の円周をぐるりと測るだけだ。
すると目盛りが直径を示してくれるという優れもの。欲しい!欲しい欲しい!
これで測れば全ての物(丸い物に限る)を同列に比べられるはずだ。さっそく外へ出ていろいろ測ってみよう。
見えてくるものがある
手当たり次第に測っていると、いろいろな発見があった。
まずガードマンさんに「ご苦労様です」と言われた。なにかの業者さんに見えるのだろか。
いや違う、そういうことではない。直径で物を見たとき何がわかるか、ということだ。
道路標識の支柱は概ね直径6.3センチ、電柱は大小あるが、一般的な太さのやつは33センチ〜33.5センチあたりだった。
直径6.3センチの管は汎用性があるのか、そこらじゅうで見つかった。この公園の車止め柵も6.3センチだ。
物を数値だけで比べるというのは面白い。その用途や価値、材質など、直径の前にはすべて意味を失う。
しかし、数値で物を見るというのならば円周でもいいんじゃないか。円周だったら普通の巻尺で測れるんだし。
いや待ってくれ、直径の方がいいこともある。
たとえば、直径で測ると僕の頭は18.5センチだった。大きいと言われているウェブマスター林さんの頭を測らせてもらったら19.5センチだった。
そう、直径で見るとわずか1センチしか違わないのだ(円周で測ると3センチ以上違う)。
ほら、なんとなく直径で測ったほうがいい気がしてきただろう。
あと、せっかく買った巻尺を使いたい、ということもある。次のページではさらなる利用方法を提案したい。