大宮公園小動物園
大宮駅から東武野田線に乗り換え「大宮公園駅」で降り10分ほど歩いたところにある「大宮公園小動物園」。名前から察するにモルモットやハムスターばかりの動物園にも思えるが、行ってみるとそのチョイス! と驚く動物もいた。
大宮公園の一角にあるため、動物園に行く、と言う感じではなく、公園に行ったついでに動物園に行くという感じの動物園になっている。普通の動物園(有料)はその日の最大の目的地になるように思えるが、無料となるとどうしても規模が小さくなるので、主食ではなくおかずのポジションになるわけだ。
ハイエナ、ぺろぺろタイム
無料の動物園はヤギやヒツジ、ニワトリなどの家畜系が多い。この動物園ももちろんそれらはいるのだけれど目玉となる動物もキチンといる。それはハイエナだ。普通の動物園ではハイエナは目玉にはならない気がするが、ここでは目玉だ。
自然界ではライオンやゾウなどと同じフィールドにいるのに、人気者になれないハイエナ。動物園でもどこかひっそりとした場所で通りすがりに見る程度の動物だ。しかし、鳥や家畜が多いこの動物園では間違いなく主役。本人(ハイエナ)もまさかの主役はサプライズだったと容易に想像がつく。
熊も準主役くらいの勢いでこの動物園では存在する。ペロペロタイムとはいかにも楽しそうなイベントだ。動物だとペロペロタイムはどうということは無いが、これが人名だと艶っぽい。良子のペロペロタイムとか。家族連れが多い動物園で僕は何を考えていたのだろう。
大宮公園小動物園 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4(大宮公園内) https://www.parks.or.jp/omiyazoo/
埼玉の子供動物園
埼玉は浦和駅からバスに揺られること20分、大崎園芸植物園で下車すれば「子供動物園」だ。ここも大崎公園のワンコーナーとして存在する。やはり動物園に行くではなく、公園に遊びに来たついでに来る場所だ。
この動物園の主役は何と言ってもレッサーパンダだ。4月の休日に上野動物園(有料)に行った際にレッサーパンダを見た。人が列を成しその先でキムタクがロケをやっています、と言っても通用するレベルであった。
無料の方が人が少ないというのが嬉しい。お金を払わないと一つひとつをしっかりと見るという気持ちが半減するのだろうか。動物が好きな僕にしてみれば優勝が決まった後のプロ野球の消化試合を見るみたいにゆっくりと見れるので、ちょうどいい。レッサーパンダも消化試合みたいなテンションだったのでお互い気を使わずにやっぱりちょうどいい。
その他の動物
この動物園もやはりヒツジやヤギなどの家畜系が多い。そんな中でのレッサーパンダは異彩を放つ。レッサーパンダのスター性がより一層目立つのだ。男臭い野球部での女子マネジャー的ポジションだ。
お客さんの多くは家族連れだ。のどかな5月の休日を過ごすには最良の地なのではないだろうか。人も少ないし。子供は動物の無邪気さに歓声を上げ、その子供の無邪気さに親は歓声をあげる。なんて平和な場所なのだろうと思う。
子供動物園 埼玉県さいたま市緑区大崎3156-1(大崎公園内) https://www.city.saitama.jp/www/contents/1119846696872/index.html