マウスと車が完全に融合した。21世紀のキメラの誕生だ。赤くボヤーンと光る車のおなかはなんだか生きているようで、フランケンシュタイン博士みたいな気分になってきた。生命の創造。ついに工作ライターとしての一線を越えてしまった。

そして仕上げに、ボディをかぶせる。

ワイヤレスラジコンマウス、できた！

全貌を見てもらおう。背景が汚いのは、疲れて片付けずに撮ったからです。すいません。

さあ、ついに私の長年の研究が実を結んだ。動け、ラジコンマウス！（でかいレバーをガチャーンって倒すイメージ）

すごい！ラジコンがギュンギュン動けばカーソルもギュンギュン動く！いまだかつてこんなに疾走感のあるマウスがあっただろうか。それでいて、使っていても爽快感など全くなく、あらぬ方向に飛んでいくマウスカーソルにやきもきするのみだ。いいとこなし！最高！

ちなみに、カーソルはほとんど上下にしか動かなかった。ラジコンと一緒にマウスも回転するので、常に「前＝上」なんですね。左右にハンドル切れば、曲がる時に微妙に動いたりはするんですけど。しかしそういうダメさも含めて愛おしいじゃないか。

ひとつ心残りがあるとすれば、クリックができないところ。ラジコンには前後左右のボタンしかなく、クリックに使えるボタンがなかったのだ。追加でボタンつけることはできるけど、電波に乗っける技術がないし。

ところがですよ。次ページ、もうちょっとだけ続きます。グレードアップ編。