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はっけんの水曜日
 
カレーで町おこし! カレーフェスティバル

あいがけ神代カレー

つづいては、秋田県の「あいがけ神代カレー」!

「あいがけ」という名の通り、二種類のルーが一度に味わえるカレーらしいです。

ちなみに「あいがけのアイはラブっす」と、ワケの分からないことを言っているこのキャラクターは「機動販売戦隊・神代カレンジャー」。

さて、こちらが「あいがけ神代カレー」です。真ん中のライスをはさんで左右に二種類のルー。左側が現代風の、右側が昔風のルーになっています。

その上にドーンと温泉卵が落とされ、つけ合わせはいぶりがっこ! この辺は秋田ならではですね。

そして、肝心の味はというと……現代風のルーはデミグラスソース風味で、洋食屋さんのカレーライスといった感じ。

特徴的なのはやはり昔風のルー。小麦粉から作った、ホントに昔懐かしといった感じの真っ黄色なカレーです。

具はエリンギと魚肉ソーセージ(!)ルーもすごく水っぽいという……この貧乏くささも『三丁目の夕日』って雰囲気でイイ感じではあるんですが、よくいえばサッパリしている、悪く言うと……あんま美味しくない!

確かに正しい昔風カレーなんですけどね。小さい頃、おばあちゃんの家に行くとこういうカレーを作ってくれたなー……みたいな。でも、おばあちゃんちのカレーはあんまり美味しくなくてイヤだったなー……みたいな。

そんなことを考えて複雑な顔をしながら食べていたら屋台のおっちゃんが「ソースをちょっとかけると美味しいよ」と教えてくれました。だまされたと思ってちょこっとウスターソースをたらしてみると……。

カレーにソースをかける人って時々いますけど、その理由がやっと分かりました! 昔のカレーは味が薄かったんで、ソース入れるとちょうどよくなるんですね。

がぜん美味しくなった昔風ルーと現代風ルーを混ぜて食べてもまた美味しい! 色んな味が楽しめるカレーでした。


ちなみに神代カレンジャーが右手で作っているポーズは、ラブの「L」マークだそうですよ

 

やっぱりいましたゆるキャラ!

うーん、美味しいなあカレー。ボク、カレーだったら何杯でも食べられるよ! ……と思ってたんですが、三十路の胃にとってカレーライスはなかなかのボリューム。二杯も食べたらもうお腹パンパンですよ。

とはいえ、さすがにご当地カレーが二種類だけじゃ記事にならないので、お腹を減らすためにしばらく会場内を歩き回ることにしましょう。

会場内にはカレー以外の屋台も沢山出ているのですが、この「スパイシーカレーたこ焼」や、

「カレー豚汁」のように、「あんま関係ないメニューだけど、一応カレーフェスティバルだし、カレー味にしておくか」的な屋台もいっぱいありました。

特にこのカレー豚汁はすごく美味しそうだったんですけどね……。とりあえず、ご当地カレーに胃のリソースを残しておくためにガマン。

ああーっと、やっぱりいました着ぐるみ。やっぱりこの手のイベントにはゆるキャラは欠かせません!

ちなみに、このキャラの名前は「スカレー」というんだそうです。おそらく「よこすカレー」ってことなんでしょうね……。

たちまち「ウワーッ!」と子供たちに囲まれるスカレー。結構人気あるんだなー……と思いきや。

子供たちにバンバン体を叩かれ、「チャックついてるよ、チャックー! へんなのー!」などとガンガン突っ込まれていました。

こちらは、よこすか開国祭のキャラクター「ペリリン」と「オグリン」。黒船に乗ってやって来たペリー提督と、小栗上野介(日本近代化の父と呼ばれてる人だそうです)のキャラです。こんなものまでゆるキャラに……!

これの着ぐるみもいないかなー、いないかなー……と思っていたら。

いたっ!

イベントステージで、ハードロックあがりっぽいギタリストの演奏に合わせて踊ってました。

なんともいえないシュールなこの光景……これが文明開化ってヤツなんですかねぇ。


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