秋間さんの仕掛けを作ったり、魚から針をはずしたりする作業は、ライブでのローディー(サポート係)になったような気分で、内心うれしすぎてドキドキしている。長く憧れている人に、自分の得意分野で頼られるという幸福論。
このような釣りはいつもやっていることなのでいいのだが、問題はそれ以外の部分である。
釣り以外の部分がどうにもならない
釣り番組といっても、ただ釣りをしていればいいのではない。カメラの前で秋間さんとの関係を説明したり、釣った魚をみせてなにか一言いったりするシーンが発生すのだが、カメラを向けられるたびに見事に頭の中が真っ白しろすけ。エサの付け方を説明するのも、アオイソメの頭をとるべきかとらないべきか、そういう基本的なこともわからなくなってしまう。
求められているのはどれも前にテレビで見たようなシーンなのだが、「この人ダメだなあ」と笑っていたその人よりもさらにダメな出演者だ。向き不向きでいったら、テレビはまるっきり向いていない。こういうのを自然体でこなす秋間さん、磯貝さんってすごい。 |