ドライハーブティーと言うものがある。 ハーブを乾燥させそれにお湯を注いだものだ。匂いや自然の甘みが美味しいティーだ。
以前、雑草でハーブティーを作ったことがあった(参考記事)が、この時、乾燥させれば何でもティーになることに気が付いた。乾燥させることで、青臭さが消え美味しく飲むことができるのだ。
ということは、野菜も乾燥させればティーになるのではないか。早速作ってみることにした。
(地主 恵亮)
野菜はティーだ
乾燥させればなんでもティーになるということで、今回は野菜を乾燥させドライ野菜ティーを作ることにした。早速スーパーの野菜売り場に足を運んだわけだが、そういう目で見ると、野菜売り場は実はティー売り場なのではないかと思ってしまう。
キャベツに白菜、ほうれん草などすべての野菜がティー候補だ。どの野菜でティーを作るか考えながら野菜を選ぶのはさながら茶摘みと言ったところだろうか。今回は乾燥させやすそうなものを選んだ。
ドライ野菜の作り方
野菜を乾燥させる方法はいろいろあるが、今回は家庭でも簡単に一番短時間でできるであろう方法を採用した。実に簡単な方法だ。ティーにする量ならば大食いチャンピオンがダイエットに励むOLのお弁当をたいらげるよりも早くできてしまう。
野菜を洗いキッチンペーパーをひいたお皿に並べる。さらにその上にキッチンペーパーを置き、電子レンジにいれ2分間加熱する。次に裏返してさらに2分程度加熱するともうドライ野菜ができてしまう。簡単だ。
あとはこれをティーポットに入れ、雨降りの日の川の水が海に流れ込むような勢いで熱湯を注ぎ込めばドライ野菜ティーの完成だ。乾燥させることで日持ちするので多く作っても問題ない。
味の判定人
このようにしてドライ野菜を作り8種類のドライ野菜ティーを作った(厳密には果物などもあるけれど)。そして、このドライ野菜ティーが美味しいか否かを判定するのは僕一人では心細いので、パティシエに頼みことにした。パティシエとは洋菓子を作る人のことで、そうなるとやはりティーにもうるさいだろうと思ったからだ。
ドライ野菜ティーを飲んでもらうパティシエは僕の弟だ。弟は180センチ以上もある身長で筋肉質ででかい図体をしているのに繊細な仕事をするパティシエをしている。身内をほめるのもどうかと思うが、彼の作るケーキは正直美味しい。
弟に味の判定を頼むよと発注したら、弟の彼女のマホちゃんも参加してくれることになった。味の判定は多いほうが頼もしい。と言うことで、ドライ野菜ティーの試飲会が始まった。