食紅は水に溶かすとクリアな色水ができる。透明度の高い染料だと思う。 ちょうど食べ物だし、これでイクラ色を作ってみよう。
きっとこの粘土は、薄く花びらなどを形成する場合に透ける製品なのではないか。球体ではきっと透けてくれないのだ。
なんとしてもイクラを作らねばならない。もう粘土に頼るのはやめて、新しいツールで道を切り開くことにする。 寒天みたいなのに閉じこめられているクワガタの標本があるが、あの寒天みたいなのがレジンだ。
本来の使い方とは違うが、レジンは適度に硬化し始めた頃を見計らい一気にまるめると球体が作れるという。
乾燥には20時間くらいかかったが、この透明度をみた時は嬉しかった。
でもイクラに見えないこともなかった。 パックの隅っこの、潰れてちょっと干からびているイクラってこんな感じじゃないですか。
さてどうしましょう。 ひとつの記事でこんなに失敗した事は今までにない。 自分がそれほど難しい事をしていると思ってない時の失敗は、そうでない時の数倍の焦燥感がある。
落ち着け。もっとシンプルな解決法があると思う。レジンとか、造形のプロが使うようなものじゃなくて。