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土曜ワイド工場
 
裸足で暮らすと見えてくるもの

繁華街ではどうか

今日の取材先は上野のアメ横商店街と想定。果たして人の多いところでも裸足は対応できるのか。


さすがアメ横、平日の昼間でこの人出。

御徒町駅(アメ横の端)で降りて他端の上野駅まで歩いて約10分の距離を裸足で移動してみる。さすがに人が多いので踏まれるんじゃないかと心配した。


混んでいても自分の周りにこのくらいの距離は常にあるものだ。

魚屋さんの前で立ち止まってアサリを買おうか迷っても大丈夫だった。

しかし当初の不安をよそに、これがまったく支障ないのだ。肩同士がぶつかることはあっても、足を踏まれることは一度もなかった。それに混雑すればするほど、人は他人の足もとなんて見なくなるようだ。僕が慣れただけ、という話もあるが。


ただ一度だけヤクルトレディーの引く台車に轢かれそうになって飛び退いた。

なんだかもう靴なんてなくてもいいんじゃないかと思えてくる。

こっちの方が気持ちいいし。

裸足でいい

やはり裸足は不便なので靴を履くべき、というまっとうな結論を予想していたのだけれど、やってみると決め手となるほどの不便が見あたらなかった。どうしよう、裸足、普通に行けるぞ。

今はまだ寒いので防寒という観点から靴があった方が快適だが、もう少し温かくなったら本当にいらないと思う。

今年の夏は裸足なのかもしれない。

いけるんじゃないかと思います

裸足バンザイみたいな思わぬ結論になってしまったが、もちろん町にはガラスや釘、酔っぱらいの忘れ物など、踏むとシャレにならない物もたくさん落ちている。このあたりのリスクと快適さ、それから刺さるような視線、この三すくみ状態から抜け出すことができれば、裸足は十分実用に値すると思う。

なんといってもただ靴を脱ぐだけで足の裏から色々な情報を得ることができるのがすごい。感じるものが変れば見える景色も変るのだ。靴を脱ぐと世界が広がりますよ。

やっぱり砂の上が一番快適でした。

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