山手線の東側、田端から田町までのあいだ山手線と京浜東北線がくっつきそうになるぐらい接近して並走する。
向かいの電車の人と目があって照れるのも都会の情緒のひとつだが、あれだけ近かったらリモコンがきくのではないだろうか。
片方の電車にリモコンで操作できるものを持ち込んで、もう片方から操作するのだ。
電車をまたいでリモコンはきくのか、実験してみました。
(林 雄司)
リモコンはカメラにしました
向かいの電車のテレビのチャンネルを変えたがったのだが、電車のなかでコンセント電源で動くものは難しい。
ひとり取材でよく使っているカメラリモコンを使うことにした。離れたところからシャッターをきることができる。
けっこう届くんでこりゃ楽勝だ
目測で5メートルは届く。これならばっちりだろう。京浜東北線と山手線のあいだはたぶん1メートルも離れてない。
楽勝だ。
実験は東京駅と浜松町のあいだで実施した。
目立つように般若にしました
「目立つように」ともっともらしく書いてみたが、並行して走る電車に般若が乗っていたら面白いと思ったからだ。般若が乗っていたら京浜東北線ではなくて怨念東北線だ。
いや、勢いで書いてしまったが般若が乗るのは山手線だった。
実験成功のイメージとしては以下の通りだ。
赤外線 vs ジャパニーズホラー
般若登場のシーンは「キャー!」というSEを脳内で加えて欲しい。いや、成功のイメージで満足してはいけない(主に僕が満足)。実験するのだ。
並走する電車からリモコンはきくのか。赤外線は届くのか実験である。