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ちしきの金曜日
 
花粉症用のマスクをもっとスリムに

新手のマスク使い比べ

まずは、鼻の穴の周りに薄く塗るだけで効くというマスク(?)。


ナニコレ?

説明によると、クリームからプラスの静電界が生じ、イオンの力で花粉やハウスダストなどの帯電微粒子を反発・吸収し、鼻の穴に入ることを防ぐという。


ホントかい?? と疑問に思いつつもさっそく塗る。

塗るマスクをした状態。限りなく何もしてない状態に近い。

塗るのも簡単だし、見た目的にも本人的にもまったくマスクをしてるという実感がない。

これで花粉が防げればこんなにいいものはない。
と、まるで魔法を手に入れたかのような気分で外に出た。

しかし、効き目のほどは正直微妙。

何日間か試してみたが、雨が降ってて花粉が少なそうな時はわりと大丈夫だったが、天気がよくて花粉が多い時はダメ。まあ、それは通常のマスクをしてる時でも同じなんだけど、少なくとも「これを塗ってれば花粉症とはおさらば」みたいなハッキリした効果は認められなかった。

昔、洗濯機に入れておくと洗剤の量が少なくて済むというリングがあったが、あれと同じような印象を個人的に受けた。

鼻栓型マスク

続いて、鼻の穴に詰めるタイプのマスク。
口はガードせず、鼻の穴だけをピンポイントでガードするという発想は私が考えていたものと同じだ。

が、こちらは耳に引っかける紐がない。
よりアグレッシブな形状をしている。

これを鼻の穴に詰める。

詰め方が中途半端だと、鼻から白いのが見えて猛烈にかっこわるい。

キッチリ詰めると、遠目には分からないくらい目立たなくなる。

ノーズフィルターを付けて運転中。

鼻の穴に押し込むので、外から見えないか心配だが、ちゃんと装着すれば意外と目立たない。先ほどのクリームと違って物理的に鼻の穴を塞いでいるので、花粉への防御力も期待できそう。

また着け始めはけっこう圧迫感があったが、しばらくしたら慣れて気にならなくなった。呼吸も会話も普通にできる。

ただし、遠目には目立たないとはいえ、近くからよく見たり、あるいはローアングルから見ればやはり何か入れてるのが分かる。あと、鼻の穴に物を突っ込むというのが心理的にやや抵抗を感じなくもない。



それぞれを比較表にするとこんな感じだろうか。


  ノーマルマスク
塗るマスク
鼻栓型マスク
斎藤マスク
花粉への防御力 ★★★ ★★★★ ★★★★★
眼鏡の曇り ★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
息のしやすさ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★
涼しさ ★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
ヴィジュアル(世間体) ★★★★ ★★★★★ ★★★
使いやすさ ★★★★ ★★★★★ ★★ ★★★★
総合 ★★★★ ★★★ ★★★ ★★

こうして比較してみると、改めて私のマスクも案外悪くないような気がしてきた。たまたま今回は私の工作手腕のまずさにより変態っぽくなってしまったが、鼻以外の部分に透明素材を用いるなどして、もっとスタイリッシュにできると思う。

数年後には、
「へ〜、昔は花粉症の時でも口まであるマスクしてたんだ。変なの!」
と言ったりしてるんじゃないかと思う。

ひどい写真が多かったので明るいイメージの写真でも。

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