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はっけんの水曜日
 
福助サミットってなんだ?

ひな祭りの影響もあってか、日野商人館は大繁盛。

さて、ここからが本番だ

日野商人館に入ろう。

この屋敷は、ゼロから大商人にまでのし上がった山中兵右衛門さんのお屋敷だったのだとか。中には日野商人の成り立ちや商売方法に関する資料が満載なのだが、それを説明するだけで記事が1本書けてしまうので割愛。

早速300円払って入館、福助サミットの会場へ行こう。

館内を奥に進むと、待望の福助さんが・・・。


玄関には番頭さんが座る席が再現されていた。この囲い、結界と言うらしいよ。かっこいい!(囲いだけに)
日野商人館でも雛人形を飾ってました。

どーん、これが福助サミットだ。

ここは日野商人館1階の奥座敷。そこにひな壇が設けられ、150体の福助さんが展示されていた。

「景気回復福助サミット」

だそうだ。


日野の福助さんたちが集まって、景気回復について相談中。

それぞれを見ていこう。


普通にありそうな福助さん。ちょっと徳光さんに似てるかな。実に福々しい。

150体の福助さんを一度に見たのなんて初めてだ

福助150体だ。一言で言うとなんだが、こんな機会はたぶんもう一生ないような気がする。多くの人はこんなにたくさんの福助さんと一度に会う機会なんてないだろう。

いや、僕だってひな祭を見に来ただけのつもりだったので、こんなにたくさんの福助さんにあえてうろたえた。会場に一歩入ったとたん笑った。

「すげー!なんでこんなに!」

と。

それにしても、どの福助さんも福々しい顔をしている。浅田真央さんもずいぶん福々しいが、同じくらいに福を感じる。


歌丸師匠みたいな福助さん。ご利益ありそう。
元は刀を持ってたんじゃないか、という福助さん。福助って言うかお代官とかそういう雰囲気です。

すっごい福耳が魅力の福助さん。僕も福耳とよく言われるが負ける。

なんか妙なオーラが出てる福助さん。

茶福助さん。どうした、日焼けしたか。

個人所有の福助さんも多いらしい

福助さんの横に名札がついている場合があるが、それは福助さんに名前が付いているわけではなく、どうやらその福助さんをこの展示に提供した人の名前であるのらしい。

本名のフルネームと、住んでるらしい町名が書かれていたのでさすがにモザイクをいれた。ここにも日野のゆるさというか牧歌的なところが出ていて面白い。


白福助さん。AKIRAのミヤコ様を髣髴とさせる。そういや鉄雄に「福助ババァ」って言われてたっけ。
福助を見て、懐かしさを感じていたマダムたち。そうか、これは懐かしいものなのか。

すごく立派な福助さん。いいなー、これ。ちょっと頭が「なんとか星人」のようではある。

福助なのかどうかぎりぎりの福助さん。福助の定義って何だろう、って思わされる。

金色の福助さん。つまり、百式福助。

どの福助さんも個性的だ

僕は福助さんというと、この記事に1ページ目の最初に載せたような典型的な福助さんしか知らなかったし、世の中の福助さんはすべてああいう造形なのだと勝手に思っていた。

ところが、本当は福助さんってのはそれぞれに個性があって、しかもその振れ幅が大きいのだった。福助さんは自由だった。

共通するのはちょんまげ、羽織はかま、福耳、大きな頭。でもそれも必ずというわけではなく、左下の写真の福助さんのように福耳でない場合もあるし、下の写真のようにちょんまげが無い場合もある。

福助さんってこんなに自由だったのか。

っていうか、福助じゃないの混じってないか。


微妙にいやらしい顔の福助さん。セクハラとかしませんよね。
一方かわいい福助さん。いいな、有田焼みたいの。

木彫りの福助さん。頬袋がすごいし、玉のような福耳もごいすー。

形はよく似ているが絵柄が違う。素体に自分で絵を描いたのかもしれないね。

このページだけでも結構いろんな福助さんを見られたが、次のページも福助さんの写真が続きます。


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