東京スカイツリーはただ今東京で絶賛建設中の「新タワー」だ。 完成すると高さは634mになるらしい。 今の東京タワーが333mなので、その倍近い。 少しずつ建設が進んで、都内のいろんな場所から姿が見え始めている。 2012年春に開業予定だが、それよりも一足先に「東武ワールドスクウェア」で東京スカイツリーが見られるようになるとのこと。 といってもミニチュアなのだが、東京スカイツリーはそもそもがでかいので、ミニチュアだってでかいのだ。 その製作途中をのぞいてきた。
(工藤 考浩)
まずは本物を
ミニチュアの建設風景をご覧いただく前に、本物の方の「東京スカイツリー」の現在を紹介しよう。
東京近郊にお住まいの方は共感してもらえると思うが、都内のいろんなところからスカイツリーが見えるようになってきた。 日々にょきにょきと634mを目指して成長を続けているという感じだ。 僕も電車の窓などから遠くに眺めたことはあるのだが、近くに行ったことはなかった。 行くべきだ。 今すぐに。 と命令したくなるくらい、建設現場は「かっこいい未来」であった。
突如生えてきた感じ
東京スカイツリーは東京の東より墨田区に建てられている。 僕は押上という地下鉄の駅で降りたのだが、出口の目の前がもう工事現場だった。 出口のところから工事用の塀が張り巡らされ、その向こうに巨大な白い骨組みが見える。
この押上は東京の下町で、古くからの商店街や住宅の多い場所だ。 東京でも、六本木や新宿渋谷など流行の先端とはちょっと違う、しっとりとした雰囲気の場所に巨大な塔が突然にょきにょきと生えてきた、そんな感じだ。 東武線のガード下などは、数十年前から時間が止まったような町並みなのに、すぐとなりに未来が着陸したみたいになっている。
東京スカイツリーの工事現場で大興奮してしまったが、東武ワールドスクウェアに建設中の25分の1スケールの現場もすごかった。 すごくでかいミニチュアだったのだ。