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ひらめきの月曜日
 
石像テーマパーク、太陽公園


これは序の口

兵庫県姫路市の太陽公園が凄いそうだ。何が凄いって、わからないけど凄い、伝えられない凄さらしい。

なんだそれは。実際に行ってみてしっかり伝えようと思ったけれどホントにわかりませんでした。

尾張 由晃



初っ端からガツンと来る

姫路駅からバスで大体30分、結構な山の中に太陽公園はあった。


入り口前からこんな光景


石像がいっぱいあるとは聞いていたが、まさかこんなに無造作に。 しかも配置が絶妙、井戸端会議か。この時は石像の存在感に 驚いたが、中に入ると街路樹程度にしか思えなくなった。


こんな景色当たり前。木が5本生えてるみたいなもんよ。


わくわくしながら進んでいく、入場口にチケットを買いに行くと女の人が近づいてきた。

女の人「あのねー、ここ人気無いから人来ないんだよー」

えぇー。今から入る人にそんなこと言っちゃう!?どうしようと思っていたらチケット売り場の人がその子の事を「もう、この子ったら。ウフフ」みたいな目で見てる。えぇー。仲間ですかー!?

女の人「あのねー、ここ人気無いから人来ないんだよー」

あ、もう一回言った。

僕「あ、そうなの、あはは。えーっと、大人一枚下さい」

これはあれだ、気を抜いたらやられるやつだ。グッと気合を入れなおした。

 

 

予想より大規模

新たな決意を胸にやっと園内に立つとまず見えてくるのが凱旋門。


まさかこんなにシルブプレ?


え?凱旋門?って思うけど本当に凱旋門。しかもデカイ。 地域の名物おじさんみたいな人が作った施設だと思っていた けどこりゃあ規模が違う。再度気を引き締める。


石像ロード〜第2章〜


そしてその後に続くのは石像の道だ。世界各国の石像が道の 両端に陣取って僕を見つめる。


こいつ牛乳好きそう(メキシコの人頭アチャ)
水泳の授業はほぼ見学。(何か忘れた)

残念だったな、そっちは残像だ。(イースター島のモアイ)
メロンにハムのせるって、マジ…?

躍動感溢れる獣。(メキシコのオセロット、器として使われた)
って、器!?ここ!?

俺、絶対オーストリア行かない。(オーストリア、裸婦像)
カールおじさん(メキシコのシワテオトルって神様らしい)

見たこともないユニークな造形の石像達に興奮する。なんだこりゃなんだこりゃとドンドン先に進んでいくとあるのは石像だけじゃないんだよ。

 

 

展示方法がすっごいラフ


プリッとしてる部分が多分マチュ担当。(ペルー、マチュピチュ)


メキシコにもピラミッドってあるんだねー。(メキシコ、太陽ピラミッド)


石像だけじゃなく遺跡もある。どのどれもが細かいところまで 丁寧に作られている。凄い。凄いんだけれども。


一番目立つのが看板(韓国、トルハルバン)
獅子はこっそり狩りをする。中国、北京獅子)

展示の方法がアクロバティック過ぎて作品に気が行かない所がある。というか見えないものすらある。

 

とりあえずいっぱい作っちゃう

そしてさらなる特徴が、量だ。


(ブリュッセル、小便小僧)


(韓国、韓国燈篭)


同じ物を大量に作ることによって何とも言えぬ迫力がさらし出される。まるで異世界のようだが後ろを向くと老人ホームが建っている。現実がそばに有るが故の非現実感。

その最たる物がこれだ。


渋谷・スクランブル交差点(中国、兵馬俑)


腕を前から上にあげて大きく背伸びのうんどーう。

圧倒的な数。威圧感。見た瞬間うわぁと声を出してしまった。石像だと分かっていても怖いよ、これは。

これは秦の始皇帝のお墓から兵馬俑という人形が出土した時を模していて、全ての石像が服装や髪型、顔など全部違うらしい。どれだけ手間掛けてんだ。


あからさまに倉庫


もちろんここでも現実感は忘れない。周りはどう見ても倉庫。 こんな感じが続いたり、パワーアップしたりします。


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