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コラボ企画
 
昔の自分と写真を撮る

スクリーンも黒がよかった

内臓のイラストをおなかの部分に投影したらレントゲンみたいで面白かろう。

と思いついて実行してみたのだが、

ひとが写るように撮ると投影した部分が明るすぎるし
投影した部分が分かるように撮るとまわりが真っ暗

なかなかうまくいかない。周囲と投影した部分の明るさの差が大きすぎるのだろうか。

それでもういちどヘリコプターボーイズの動画を見ると、背景のスクリーンが黒いのだ。黒か。さっきの怒りマークにも通じる話だぞ。

僕も黒い板を持って立ってみると

やったぜ!内臓

スクリーンは黒がベター。

夕方から始めた撮影も既に深夜になっているのだが、こうして怒りマークと内臓を出すことができた。文字にするといっそうのだからどうした感が漂う。

しかし!これでようやく本題の「昔の自分と写真を撮る」に入ることできるのだ。


昔の自分と写真を撮る

先日、知人に顔に肉がついたと言われたのだ。体重はさほど変わってないのだが、身体がムニムニしてきたのは感じる。重力が強くなっているのではないかと思う。

2年前の自分とならんで写真を撮ってみよう。

左が2008年、右が2010年

そんなに変わってない気でいたのだが、並んでみると2年前のほうがすっきりしている。あと、2年前の写真はちょうどまぶたにできものができていた時期なので向かって右の目が腫れている。

しかしこれ、僕だけが興味がある話になってないでしょうか。でも続きます。

左が2000年、右が2010年 (昔の写真はそのまま読み込めなかったのでいちどプリントアウトしたものを撮影しました)

10年前の写真もあったのでならんで撮ってみた。違いは髪の毛のハリだ。2000年の僕はぴんぴんに跳ねている。これはパーマではなくくせ毛だ。

10年後の僕(今の僕は)の毛はしんなりしている。重力のなすがままだ。また重力だ。歳をとるということは重力を感じるということなのかもしれない。

同じなのは赤い服を着ていること。

もっと遡ってみよう。

左が1975年、右が2010年。35年の時を経てのツーショット

………。

このわけあり感はなんだ。幼い自分と写真を撮るのがこんなに照れくさく、いけないことをしているような気持ちになるとは。等身大だからだろうか。

撮影しているときにひとが来たらどうしようか焦った。ちゃんと説明しようとしても

「こ、これ、僕なんです」。

となるわけで、言えば言うほどどうかしている。

このどきどきはほかでは味わえないのでCOOLPIX S1000pjを買った人はぜひやるといいでしょう。


ひとり用プロジェクタ

プロジェクターは大勢で見て楽しむものだが、今回の使い方は見事に自分用だった。自分で自分を映してひとりでどきまぎしていた。だから今回の記事はほぼ全て僕の写真だ。申し訳ない。

最後は僕が出てこない使いみちを。

空を撮って

天井にうつすと天窓のように

うちは集合住宅なのでほんとうは天井の上には空じゃなくて鈴木さん(仮名)が住んでいるのだけど、プロジェクターならおかまいなしに空にし放題である。「空にし放題」ってめちゃくちゃな日本語だけど。

あと、天窓みたいだけど昔の東武百貨店の包装紙にも似てる。



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