風が強かった
こんな日に遅刻しようものならきっと相手はカンカンに怒るだろうなと思ったが、僕が見ていた限り遅刻した相手を攻める人はひとりもいなかった。世界一時間に厳しいといわれる日本人の国民性も、世界一時間にフランクといわれるラテン系のそれに変わりつつあるのかもしれない。それくらい遅れた待ち人を出迎える反応が寛容だ。
日本人の性格がおおらかになるのは結構なことだが、週末ごとにサンバとかやるようになったらすぐに国外に亡命しようと思う。
さて、15時の調査であるが人数はぐっと減って21人。中途半端な時間だけに、それほど多くの待ち合わせは期待できない。まあ順当な結果か。
ちなみに調査員の主観による「待ち合わせの目的」調査では「デート」が最も多い結果となった。待ち合わせの組み合わせとしては男女のカップル率が最も高い(カップルの待ち合わせは全て「デート」と判断させてもらいました)
ただ、この時間帯に待ち合わせる男女はどこかまだよそよそしいというか「まだ深い仲ではないな」というカップルが多い気がした。15時なので晩御飯を食べるほどではないけど、ちょっとお茶くらいならいいかしらという程度の仲かもしれない。全て僕の主観ではあるのだけど(そして大きなお世話であるのだけど)。
続いて16時と17時の調査であるが、ともに際立った特徴はみられなかった。昼間のデートには遅いし、食事には少し早い時間。まあこんなもんだろう。
ここで、調査に厚みをもたせるため、待ち人の生の声も聞いてみることにした。聞いたのは20代前半とおぼしき森ガール風の女性である。
…想像以上に大したことを聞けていないが、特に何か聞きたいことがあったわけでなく、そういう調査っぽい写真が1枚欲しかっただけなので仕方ない。
※質問が質問なので答えに窮してますが、答えてくれたお姉さんはとてもいい人でした。